看護研究をやる意味と全体像を確認しましょう!


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なんでなんだナーシングの計画は以下の様な流れになっています。計画を調べる際にご活用ください。


看護研究が初めてという人向け。

新年度になり、今年は研究年だって人はたくさんいると思います。看護研究が初めての場合、なんの為に研究をやるのかわからないし、何から手をつけて良いかわからないですよね…。

これでは、ただただ不安な日々を過ごす事になります。

そんな不安を解消する為に、今回は次の2つを紹介します。

・看護研究ってなんでやってるの?

・看護研究の全体像

それでは見ていきましょう!

 

看護研究ってなんでやってるの?

まずは看護研究とは何なのか確認しましょう。

看護研究とは「疑問や未知の看護現象を明らかにするために科学的方法を用いた組織的探究」である。

簡単に言うと「看護の中で疑問に思うことやあまり良くわかってない事を、道筋を立ててみんなではっきりさせよう。」ですかね。

まぁ、これ自体はなんとなくわかっているんだけど、私たちがやる意味はないんじゃない?って思う人はたくさんいると思います。

正直に言うと、私自身も「看護研究なんかしても、次の年には忘れられちゃって何の意味もないじゃん。」と思っていました!

でもその考え方で行う看護研究って’’虚しい’’…というより’’苦痛’’ですよね…。

そこで知ってもらいたいのが次の言葉です!

「巨人の肩に立つ(standing on the shoulders of Giants)」

この言葉の意味は「自分の研究は誰かの研究の上に載っていて、そしてその自分の成し遂げた事が、次の世代の礎になる」です。

つまり、これまでにある1つ1つの研究の成果から新しい発見やさらなる成果が生まれ、それがまた次につながるという事!

こんな事を言われてもすぐには実感が湧かないとは思いますが、いま実践している看護ケアをよくよく振り返ってみると、数年前に〇〇先輩が行った看護研究が基になっているなんて事は珍しくないんです。

あなたが始める看護研究の内容はすごく些細な事かもしれませんし、来年にはあなたが所属する病棟では忘れ去られているかもしれません。

それでも、あなたが行う看護研究の成果はしっかりと世のに残り、次の世代のどこかの誰かの役に立つのです!

 

看護研究の全体像を知ろう

看護研究と聞くと「=とっても大変な業務」とイメージするので、もれなくネガティブな感情が溢れ出そうになりますよね。

でも、それは「看護研究って何をすれば良いのか分からない」からではないですか?

看護研究のスタートとゴールが分かり、その間なにをすれば良いのかが分かれば、ネガティブな感情の半分くらいはなくなるのではないでしょうか。

ここでは看護研究の全体像を見てもらいたいと思います。

 

看護研究の流れを大きく分類すると次の6つに分かれます。

1.看護研究のテーマを探す

2.看護研究のテーマを決める

3.看護研究計画を立てる

4.看護研究を実施する

5.発表の為の論文を作る

6.看護研究を臨床に活かす

 

それぞれを行う時期の目安と中身を見ていきましょう。

<3-5月>

1.看護研究のテーマを探す

疑問を抽出する

テーマを絞る

2.看護研究のテーマを決める

文献を検討する

テーマを決める

 

<5-7月>

3.看護研究計画を立てる

研究の枠組みを整理する

研究デザイン・分析方法を検討する

看護研究計画書を完成させる

倫理審査を通過する

 

<8-10月>

4.看護研究を実施する

必要な部署や現場に研究の内容を伝える

研究を実施し、データを収集する

 

<11-2月>

5.発表の為の論文を作る

分析と考察を行う

論文をまとめる

病院内で研究を発表する

学会で研究を発表する

論文を学術誌に投稿する

6.看護研究を臨床に活かす

研究の成果を現場で使う

次のテーマを検討する

 

どの時期に何を行うのかぼんやりとイメージできましたか?

ここまで見てもらって、少しでも看護研究に対する不安が解消されていればうれしいです✨✨

次回からは1-6.までのそれぞれの進め方を具体的に掘り下げていきたいと思います。

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