【アセスメントの視点】あっという間にすぐ書ける!動悸(心悸亢進)のらくらくアセスメント

症状別アセスメント

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動悸(心悸亢進)を評価する領域

ゴードンの機能的健康パターン:活動-運動パターンなど
ヘンダーソンの14の基本的欲求:衣服の調整と環境の調整により、体温を正常範囲に保持するなど

動悸(心悸亢進)とは

動悸(心悸亢進)とは、通常は意識しない心臓の拍動を強く自覚し、不快感や違和感を覚える自覚症状を言う。

動悸(心悸亢進)の分類
動悸の分類は文献やサイトによって様々だが、なんでなんだナーシングでは以下のように整理した。

1.心原性の動悸(心疾患が原因となって起こる動悸)
不整脈を伴う「不整脈性の動悸」と不整脈を伴わない「非不整脈性の動悸」に分かれる。

2.非心原性の動悸(心疾患以外が原因となって起こる動悸)
呼吸器疾患、貧血、内分泌-代謝疾患、心因性などが挙げられる。

動悸(心悸亢進)に必須の情報収集項目

動悸(心悸亢進)の原因

動悸(心悸亢進)の頻度

動悸(心悸亢進)が始まるタイミング(安静時、労作時)

動悸(心悸亢進)の程度

動悸(心悸亢進)の持続時間

動悸(心悸亢進)の随伴症状(息切れ、胸痛、頭痛、めまい、倦怠感、易疲労感、不安など)

動悸(心悸亢進)を誘発させる因子の有無(カフェイン、喫煙、ストレス、薬剤の使用など)

動悸(心悸亢進)に関連する検査データ(十二誘導心電図、胸部レントゲン、血液検査、心臓超音波エコー、血糖測定、貧血検査、甲状腺機能検査など)

バイタルサイン

意識レベル

動悸(心悸亢進)に対する治療の有無(薬物療法、精神療法など)

動悸(心悸亢進)に対する治療の効果

動悸(心悸亢進)に対する患者や家族の反応

動悸(心悸亢進)のアセスメント定型文

アセスメントの基本的な流れと書き方

アセスメントの基本的な流れと書き方は次のようになります。
1.患者の状態の判断
【患者の情報】から患者の状態は適切ではない・異常である(正常ではない)。

2.根拠の記載
判断した患者の状態は【判断した根拠や理由】によって生じている。

3.実在型問題の記載
現在、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】により【実在型】の看護問題が起きており、【実在型】の看護問題を挙げる。

現在、【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】の随伴症状により【実在型】の看護問題が起きており、【実在型】の看護問題を挙げる。

4.今後の見通し、リスク型問題の記載
今後、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】により 【リスク型】の看護問題が起きる可能性があり、【リスク型】の看護問題を挙げる。

今後、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】の随伴症状により【リスク型】の看護問題が起きる可能性があり、【リスク型】の看護問題を挙げる。

作成の方法

・1~4をつなぎ合わせてアセスメントを作成してください。
・【 】の中には具体的な内容を記入するか、項目の中から選択してください。
・( )は表現の言い換えになります。両方または使いやすい方を選択してください。

1.患者の状態の判断

■患者の状態
Aさんは【いつ】、【動悸(心悸亢進)が始まった時の状況を記入】となり、【動悸(心悸亢進)が生じてから現在までの経過を記入】。現在は【動悸(心悸亢進)の詳しい状況を記入】である。

検査データは【異常な検査データ、画像などの結果を記入】である。

■介入の有無
動悸(心悸亢進)に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われている。

動悸(心悸亢進)に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われているが効果は十分ではない。

動悸(心悸亢進)に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われており【効果を具体的に記入】。

■患者・家族の思い、認識
Aさん(Aさんの家族)は動悸(心悸亢進)について【患者の反応(家族の反応)】と【話している、認識している】。

■適切・不適切の判断
(ゴードンの場合)
以上の情報から、動悸(心悸亢進)とそれに伴う弊害が認められる現在の状況は適切な状態とは言えない。

(ヘンダーソンの場合)
以上の情報から、動悸(心悸亢進)とそれに伴う弊害が認められる現在の状況は異常な状態である。(正常な状態とは言えない。)

2.根拠の記載

■期外収縮性の動悸

【心房性期外収縮、心室性期外収縮】により洞結節以外の部位から発生した電気刺激によって本来の心拍より早いタイミングで心筋が収縮して心拍リズムが乱れる。この【タイミングを記入】に出現する動悸はこのような機序により生じている。

※洞結節以外の部位で発生した電気刺激を異所性興奮と言います。
※本来の心拍より早いタイミングで行われる心筋の収縮を期外収縮と言います。

■規則的な頻脈性不整脈による動悸

【洞性頻脈、房室結節回帰性頻拍、発作性上室性頻拍(WPW症候群)、心房頻拍、心室頻拍、心房粗動など】により生じた不整脈が異所性の電気刺激を発生させる。また、心臓の中で異常な電気刺激が繰り返し伝わることで頻脈が起こる。この【タイミングを記入】に出現する動悸はこのような機序により生じている。

※不整脈が異所性の電気刺激を発生させることを異所性自動能の亢進と言います。
※心臓の中で電気刺激が繰り返し伝わることをリエントリー回路と言います。

■不規則な頻脈性不整脈による動悸

【心房細動、期外収縮多発】により生じた不整脈が異所性の電気刺激を発生させる。また、心臓の中で異常な電気刺激が繰り返し伝わることで不規則な頻脈が起こる。この【タイミングを記入】に出現する動悸はこのような機序により生じている。

※不整脈が異所性の電気刺激を発生させることを異所性自動能の亢進と言います。
※心臓の中で電気刺激が繰り返し伝わることをリエントリー回路と言います。

その他の根拠一覧

■電気刺激の生成の低下、徐脈性不整脈による動悸
■電気刺激の遮断、徐脈性不整脈による動悸
■虚血性心疾患による動悸
■心不全による動悸
■弁膜症による動悸
■肺血栓塞栓による動悸
■ガス交換障害による動悸
■換気障害による動悸
■貧血による動悸
■甲状腺機能亢進症による動悸
■褐色細胞腫による動悸
■低血糖発作による動悸
■β2刺激薬による動悸
■抗コリン薬による動悸
■脱水による動悸
■更年期障害による動悸
■ストレスによる動悸
■自律神経失調症による動悸
■心因性の動悸
■生活習慣に関連した動悸

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