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運動失調を評価する領域
ゴードンの機能的健康パターン:活動-運動パターン
ヘンダーソンの14の基本的欲求:移動する、好ましい肢位を保持する
運動失調とは
体を動かすしくみについては以下を参照してください。
「運動障害」に関するQ&A 看護roo!
運動障害とは、運動中枢がある部位が障害されて自分の意のままに動かす事が出来なくなる状態を言う。運動障害は主に運動麻痺と運動失調に分けられる。
運動失調とは、運動麻痺がない(または軽度である)にもかかわらず、大脳皮質の運動前野や体性感覚野、小脳や大脳基底核、小脳や大脳基底核を中心とした神経核などの錐体外路が障害されて運動制御や協調運動を円滑に行う事ができなくなった状態を言う。
失行とは、脳の障害により物事を行う時の身体の動き(動かし方)を忘れてしまった事で目的の動作を正しく行えなくなった状態を言う。
詳しい失行の症状については以下を参照してください。
失行とは―症状やリハビリ、失認や遂行機能障害との違いも解説― ガンマ波テクノロジー 認知機能ケア啓発プロジェクト
運動失調の分類
大脳性運動失調:大脳の障害に伴う運動失調
小脳性運動失調:小脳の障害に伴う運動失調
前庭性(迷路性)運動失調:内耳の一部である前庭の障害に伴う運動失調
脊髄性運動失調(深部感覚性運動失調):脊髄後索-内側毛帯系の障害による深部感覚障害に伴う運動失調
運動失調に必須の情報収集項目
運動失調の原因
運動失調が生じてから現在までの経過
運動失調の程度、性質
運動失調の随伴症状の有無と程度(嚥下障害、膀胱直腸障害、構音障害、ボディイメージの混乱、自尊感情の低下、不安、イライラ、抑うつなど)
運動失調に関する検査(指鼻試験、踵膝試験、標準高次動作検査(SPTA)、ウェスタン総合失語症検査(WAB)、MRI、CT、レントゲン検査、核医学検査など)
ADLの評価(バーゼルインデックス(BI)、機能的自立度の評価(FIM)、手段的日常生活活動(IADL)尺度
ADL
睡眠状況
ストレスの有無、程度
運動失調に対する治療の有無(リハビリテーション、疾患に対する治療)
運動失調に対する治療の効果
運動失調に対する患者や家族の反応
運動失調のアセスメント定型文
アセスメントの基本的な流れと書き方
アセスメントの基本的な流れと書き方は次の様になります。
1.患者の状態の判断
【患者の情報】から患者の状態は適切ではない・異常である(正常ではない)。
2.根拠の記載
判断した患者の状態は【判断した根拠や理由】によって生じている。
3.実在型問題の記載
現在、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】により【実在型】の看護問題が起きており、【実在型】の看護問題を挙げる。
現在、【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】の随伴症状により【実在型】の看護問題が起きており、【実在型】の看護問題を挙げる。
4.今後の見通し、リスク型問題の記載
今後、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】により
【リスク型】の看護問題が起きる可能性があり、【リスク型】の看護問題を挙げる。
今後、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】の随伴症状により【リスク型】の看護問題が起きる可能性があり、【リスク型】の看護問題を挙げる。
作成の方法
・1~4をつなぎ合わせてアセスメントを作成してください。
・【 】の中には具体的な内容を記入するか、項目の中から選択してください。
・( )は表現の言い換えになります。両方または使いやすい方を選択してください。
1.患者の状態の判断
■患者の状態
Aさんは【いつから】、【運動失調が始まった時の状況を記入】となり、【運動失調が生じてから現在までの経過を記入】。現在は【運動失調の詳しい状況を記入】である。
検査データは【異常な検査データ、画像などの結果を記入】である。
■介入の有無
運動失調に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われている。
運動失調に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われているが効果は十分ではない。
運動失調に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われており【効果を具体的に記入】。
■患者・家族の思い、認識
Aさん(Aさんの家族)は運動失調について【患者の反応(家族の反応)】と【話している、認識している】。
■適切・不適切の判断
(ゴードンの場合)
これらの事から、運動失調に伴う弊害が見られている状態は適切な状態とは言えない。
(ヘンダーソンの場合)
これらの事から、運動失調に伴う弊害が見られている状態は異常な状態である。(正常な状態とは言えない。)
2.根拠の記載
■大脳の障害による運動失調(大脳性運動失調)
この体幹の動揺、歩行時のふらつき、ワイドベース歩行は【脳出血、脳梗塞、脳腫瘍、脳炎、外傷など】により【頭頂葉、前頭葉、視床、側頭葉】が障害された事で生じている。
※側頭葉の障害による運動失調は稀です。
■小脳の障害による運動失調/小脳半球(小脳性運動失調)
この【四肢の測定障害、測定過多、運動の分解、反復拮抗運動障害、筋緊張低下、体幹失調、リバウンド現象、眼振、時間測定異常、小脳性言語(断続性言語、爆発性言語)】は【小脳出血、小脳梗塞、小脳腫瘍、小脳炎、脊髄小脳変性症、脱髄、自己免疫疾患、外傷、フェイトニン中毒、アルコール中毒、代謝障害など】により小脳の小脳半球が障害された事で生じている。
■小脳の障害による運動失調/上部虫部(小脳性運動失調)
この【ワイドベース歩行、つぎ足歩行困難】は【小脳出血、小脳梗塞、小脳腫瘍、小脳炎、脊髄小脳変性症、脱髄、自己免疫疾患、外傷、フェイトニン中毒、アルコール中毒、代謝障害など】により小脳の上部虫部が障害された事で生じている。
その他の根拠一覧
■小脳の障害による運動失調/片葉小節(小脳性運動失調)
■延髄外側の障害による運動失調、ワレンベルグ(Wallenberg)症候群(小脳性運動失調)
■延髄外側の障害による運動失調、バビンスキー・ナジョット(Babinski-Nageotte)症候群(小脳性運動失調)
■末梢前庭系の障害による運動失調(前庭系性運動失調)
■中枢前庭系の障害による運動失調(前庭系性運動失調)
■脊髄の障害による運動失調(脊髄性運動失調)
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