本日の質問
実習で受け持たせていただいている新生児のことで、少し気になる点があり質問させてください。
その赤ちゃんは、昨日(日齢4日)の血液検査でビリルビン値が12.5 mg/dLまで下がって安心していたのですが、今日の検査で13.8 mg/dLと少し再上昇していました。哺乳も良好で、活気もあるように見えるのですが、一度下がった値がまた上がるというのは、生理的黄疸の正常な経過と考えて良いのでしょうか?それとも、何か注意すべき点があるのか教えていただきたいです。
本日の回答
いい質問ですね!一度下がった数値が少し上がると、心配になりますよね。その細かい変化に気づけるのは、とても大切な看護の視点ですよ。
結論から言うと、そのくらいの変動は、生理的黄疸の範囲内でよく見られることなので、今の時点では過度に心配しなくても大丈夫です。
なぜ、一度下がったのにまた上がるの?
新生児の黄疸は、一度ピークを越えても、少し数値が上がったり下がったりしながら、波のように落ち着いていくことがよくあります。特に、母乳で育っている赤ちゃんの場合、「母乳性黄疸」といって、母乳に含まれる成分の影響で黄疸が少し長引いたり、数値が軽度に再上昇したりすることがあるんです。また、哺乳量が少しだけ足りずに軽い脱水傾向になると、ビリルビンの排泄が滞って数値が上がることもあります。
ただし、「これは大丈夫な黄疸かな?」とアセスメントし続けることは非常に重要です。そのために、以下の「注意すべきサイン」がないかを常に観察するようにしましょう。
・ビリルビン値が急激に上昇、または15 mg/dLを大きく超える
・活気がない、ぐったりしている
・哺乳力が弱い、飲む量が急に減った
・うんちの色が白やクリーム色、レモン色になる
・おしっこの色が濃い黄色または紅茶のような色になる
これらのサインが見られた場合は、生理的な範囲を超えた「病的黄疸」の可能性があり、すぐに医師への報告が必要です。
今回の12.5 mg/dL → 13.8 mg/dLという軽度な再上昇は、おそらく生理的な範囲内の変動でしょう。
ですので、今後の看護としては、ビリルビン値の数字だけを追うのではなく、
・赤ちゃんの活気や哺乳量はどうか?
・体重は順調に増えているか?
・おしっこやうんちの色や回数はどうか?
・特に白っぽいうんちが出ていないか?
など、赤ちゃんを総合的にアセスメントすることが大切です。その上で、「病的黄疸のサインは見られないため、引き続き生理的黄疸の経過として観察を続けます」とアセスメントできると、より深い学びになりますよ。
本日のまとめ

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