誤嚥性肺炎の寝たきり患者さん、背中から聴診ってマストなの?

なんでなんだアンサーズ

本日の質問

初めまして、一つ質問させていただきたいことがあります。
現在、誤嚥性肺炎と脳梗塞による左片麻痺で長期臥床中の患者さんを受け持っています。誤嚥性肺炎は改善傾向にあり、まもなく経口摂取が再開される予定です。
バイタルサイン測定時に呼吸音を聴取する際、背部の聴診も行った方がいいのか悩んでいます。誤嚥性肺炎の場合、呼吸音の確認部位として背部も必ず含めるべきなのでしょうか?ご教示いただけますと嬉しいです。

本日の回答

結論から言うと、呼吸音の聴診は前だけでなく、背部からも聴くことがとても大切です。
肺の構造を考えると、特に肺の下部(下葉)は背中側に広がっているんです。なので、前からの聴診だけでは肺全体の音をしっかり評価するのが難しいことがあります。それに、肺胞音の左右差や異常音の有無を確認するには、左右対称に聴くことが基本です。前胸部だけだと、左右の差が分かりにくくなることもあるので、できる限り背部も聴くようにしましょう。
ただし、質問にあるように長期臥床で左片麻痺がある方だと、完全に側臥位になるのが難しい場合もありますよね。その場合は、無理のない範囲で体を少し横にしてもらったり、上体を前かがみにしたりすることで、できるだけ多くの肺野を聴けるよう工夫することが大切です。特に誤嚥性肺炎の患者さんは、下肺野に炎症が起こることが多いので、背部からの聴診でその異常に気づけることもあります。ですので、「無理なく、でもできる範囲で背部も聴診する」という姿勢が、より正確な呼吸音の評価につながります。

本日のまとめ

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