サクッとまるわかり!胃がんの看護診断


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なんでなんだナーシングの計画は以下の様な流れになっています。計画を調べる際にご活用ください。


<看護計画>

疾患:胃がん
既往歴:
治療内容:

#1 低栄養による創部の感染や縫合不全の可能性

目標
創部の感染や縫合不全を起こさずに過ごせる

O-P
1.バイタルサイン、SpO2
2.検査データ( WBC、PLT、Hb、CRP、TP、Alb、血糖値、腎機能、肝機能、細菌検査、胸部レントゲンなど)
3.創の状態、感染徴候の有無(発赤、腫脹、熱感、浸出液、排膿など)
4.各チューブの刺入部の状態、感染徴候の有無(発赤、腫脹、熱感、浸出液、出血、臭気、疼痛など)
5.ドレーンの排液量、色、性状
6.食事内容、食事摂取量
7.体重、体重の変化

T-P
1.清潔な環境を保持するために環境整備を行う
2.医療者はスタンダードアプリケーション(標準予防策)を徹底する
3.医療者はすべての処置やケアを清潔操作で行う
4.創部の処置を行う
-創部:処置内容(          )処置日(  /  )、次回処置予定日(  /  )
5.カテーテル、ドレーンを定期的に交換する
-カテーテル:刺入部位(   )、交換日(  /  )、次回交換予定日(  /  )
-ドレーン:挿入部位(   )、交換日(  /  )、次回交換予定日(  /  )
6.カテーテルやドレーンの刺入部を清潔に保つ
-カテーテル:刺入部の消毒(  /  )、フィルムの貼り換え(  /  )
-ドレーン:挿入部の消毒(  /  )、フィルムの貼り換え(  /  )
7.ドレーンが屈曲や閉鎖しない様に管理する
8.ドレーンの排液バッグは挿入部位より上にしない
9.ドレーンの中身を排液する時は排液口が周囲の環境に触れない様に行う

E-P
1.体調に異変を感じたら、すぐに医療者に伝える様に説明する
2.感染症の原因、症状や危険性について説明する
3.感染予防行動の必要性について説明する
4.感染予防行動の方法や日常生活の注意点について説明する
-手洗い、うがい、マスク着用の必要性
-手指衛生の方法
-清潔保持、皮膚のケアの必要性、方法

5.創部やドレーンを不用意に触らない様に指説明する
6.創部やドレーン刺入部のフィルムが汚染した場合は医療者に伝える様に説明する

感染予防
日常生活での注意点 国立がん研究センター東病院(外部サイト)

#2 開腹手術後やドレーン挿入の痛みによる活動制限の可能性

目標
疼痛が緩和または消失する
日常生活が制限されずに過ごせる

O-P
1.疼痛の部位、程度
2.疼痛のパターン、持続時間
3.疼痛の性質(体性痛、内臓痛、神経障害性疼痛)
4.疼痛の強さ(ペインスケール活用
5.疼痛に伴うバイタルサインの変化
6.疼痛に伴う行動制限の有無、変化
7.疼痛に対する表現(言葉、苦痛様顔貌の有無、 疼痛部を保護する代償行動の有無)
8.鎮痛薬を使用した後の疼痛の変化、副作用の有無
9.食欲の有無、食事摂取状況
10.睡眠状況

11.疼痛を増強する因子

T-P
1.ぺインスケールを用いて定期的に疼痛の評価を行う
2.疼痛に対する訴えを傾聴する
3.疼痛が緩和される安楽な体位の工夫を行う
4.患者の希望や状態に応じて温罨法、冷罨法、湿布の貼付、マッサージを行う
5.医師指示の鎮痛薬を使用する
6.鎮痛薬使用後、疼痛の程度が変化したか評価する
7.鎮痛薬は活動する前に予防的に投与する
8.ケアや処置は疼痛が緩和している時に行う様に調整する
9.ドレーンの固定の位置や方法を工夫する

E-P
1.疼痛は我慢せずに医療者へ伝えて良い事を説明する

2.疼痛が強くなる前に対処する必要性を説明する
3.疼痛を緩和する方法について説明する(安楽な体位、温罨法、冷罨法、湿布の貼付、マッサージなど)

4.鎮痛薬の使用方法について説明する


ペインスケール

痛みの強さの評価法 – ガイドライン|日本緩和医療学会  (外部サイト)

#3 術後出血の可能性

目標
出血しない
術後出血が最小限となる

O-P
1.バイタルサイン、 SpO2
2.検査データ(PT、PLT、D-ダイマー、RBC、Hb、Htなど)
3.出血の有無、程度
-腹腔内出血(腹部緊満感、疼痛)
4.水分出納バランス
-IN(輸液量、水分摂取量)
-OUT(出血量、尿量、ドレーン類からの排液量)
5.出血性ショック症状の有無(顔面蒼白、血圧の下降、頻脈、末梢冷感)

T-P
1.急変時に備えて、 心電図、AED、除細動、酸素吸入、吸引、バッ グバルブマスク、救急カートがすぐ使用できる様に準備する
2.血圧の管理を厳重に行う
3.出納バランスの管理を厳重に行う
4.出血によるショックの際は、水平仰臥位で下肢のみ 20~30度挙上にする
5.出血によるショックの際は、気道を確保する
6.ドレーンが屈曲や閉鎖しない様に管理する
7.陰圧がかかっていない閉鎖式ドレーンの排液バッグは挿入部位より上にしない
8.輸液の管理を行う
9.輸血の管理を行う

E-P
1.疼痛、違和感や症状があればすぐに医療者に伝える様に説明する

#4 安静による合併症が出現する可能性

目標
以下の合併症を起こさずに過ごせる

イレウス
無気肺や肺炎などの呼吸器合併症
深部静脈血栓症による塞栓症

皮膚トラブル

O-P
1.ADL・IADL
2.認知力、理解力
3.検査データ(腎機能、肝機能、WBC、CRP、凝固因子、胸部レントゲンなど)
4.バイタルサイン、SpO2
5.体動の有無、離床状況
6.水分出納バランス
7.脱水の有無
8.排尿量、尿の性状

<イレウス>
排便状況(間隔、回数、性状、量、排ガスの有無、出血の有無)

腹部の状態(腹部膨満、腸蠕動の動きなど)
腹部症状の有無(腹部膨満感、腹痛、悪心、嘔吐など)

<呼吸器合併症>
呼吸状態(呼吸数、呼吸の深さ、呼吸のリズム、努力呼吸の有無、呼吸音、呼吸音の異常の有無)
分泌物の有無
咳嗽の有無、咳嗽力
喀痰喀出状況
呼吸困難感の有無 

<深部静脈血栓症による塞栓症>
体位や肢位の制限
深部静脈血栓症の有無(下肢の発赤、熱感、腫脹、浮腫、疼痛の有無)
足背動脈の触知の有無

<皮膚トラブル>
全身の皮膚の状態(浮腫、発赤、剥離、びらん、 乾燥、湿潤、発汗、皮膚温、張りなど)
知覚神経障害や麻痺の有無
尿失禁や便失禁の有無
痛み、灼熱感などの有無

T-P
1.安楽に過ごせる様に環境を調整する
2.医師指示の安静度に応じて段階的にADLの拡大を進める

3.ADLの拡大はバイタルサインの変動に留意して行う
4.ADLの拡大は自覚症状に応じて方法や進め方を検討する
5.疼痛に対して医師指示の頓用薬を使用する
6.イレウスを起こさない様に排便コントロールを試みる

※排便コントロールについてはコピペでかんたん立案!便秘(成人)の看護計画を参照する

コピペでかんたん立案!便秘(成人)の看護計画

 

7.排痰困難時、排痰ケアを行う
-咳嗽を促す
-医師指示のネブライザーを行う
(薬液    、噴霧量  ml、時間  分)
-体位ドレナージを行う
・右側(  、  、  、  時に  分実施する)
・左側(  、  、  、  時に  分実施する)
・仰臥位(  、  、  、  時に  分実施する)
・ファーラー位(  、  、  、  時に  分実施する)
・シムス位(  、  、  、  時に  分実施する)
・腹臥位(  、  、  、  時に  分実施する)
-スクイージングを行う
-分泌物を吸引する

E-P
1.合併症予防にADLの拡大が必要である事を説明する
2.疼痛がある時は我慢せず、頓用薬を使って良い事を説明する
3.定期的に排便を試みて、 排便を習慣化する様に説明する
4.息苦しさ、痛みや痺れなどがあればすぐに医療者に伝える様に説明する
5.分泌物を除去するためのケアについて説明する

#5 吸収不全による低栄養リスク

#5に対してはコピペでかんたん立案!栄養摂取不足、栄養バランス異常(成人)の看護計画を参照する

コピペでかんたん立案!栄養摂取不足、栄養バランス異常(成人)の看護計画

#6 胃がんに罹患した事への不安

#6に対してはコピペでかんたん立案!不安(成人)の看護計画を参照する

コピペでかんたん立案!不安(成人)の看護計画

……計画の続きは【なんでなんだナーシング×note】で見る事ができます。

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