本日の質問
実習で、臥床安静の80代男性の患者さんを受け持っています。食事はファウラー位で食べるのですが、食後すぐに「腰が痛いから横になりたい」と訴えます。
食後の逆流や誤嚥のリスクを考えるとすぐに仰臥位にするのは避けたいけど、腰痛の緩和や褥瘡予防のためには痛みがない完全な側臥位が良いのではないかと考えています。
食後どれくらいの時間、どの体位を保つのが最も適切でしょうか?
また、その際に褥瘡の確認もしたいのですが、患者さんに負担の少ない手順と、皮膚の確認方法についてアドバイスをいただきたいです。
本日の回答
患者さんの安楽と安全、その両方を考えた上で具体的なケアの方法について考えられていることは、とても素晴らしいです。
食後の誤嚥リスク、腰痛の緩和、褥瘡の確認はどれも大切ですよね!
ポイントを整理して、手順を一緒に考えていきましょう。
- 食後は「30分~1時間」上半身を上げたままにする
逆流による誤嚥を防ぐため、食後30分~1時間程度は、ファウラー位など上半身を起こした姿勢を保つのが理想です。ここで静かに待つのはつらいので、その患者さんの気を紛らせるケアができたらいいですね!
- 体位変換と観察を「セット」で行う
時間が経過したら、患者さんに「お待たせしました、楽な姿勢になりましょうね」と声をかけ、以下の手順で体位変換と観察をセットで行うと、患者さんの負担を最小限にできます。
・手順①: まずベッドを仰臥位に戻します。
・手順②: 次に、患者さんに声をかけながらゆっくりと側臥位になってもらいます。
・手順③: この時に、背中やお尻の皮膚が赤くなっていないかを合わせて観察しましょう。
この流れであれば、一度の体位変換で必要な観察を効率的に行うことができます。
- 皮膚の観察は「声かけ」と「目視」で
褥瘡の確認は「お背中、どこか痛いところや気になるところはありませんか?」と声かけをしてから、ご本人の許可を得て直接目で見て確認しましょう。痛みや違和感の訴えは、褥瘡の初期サインであることも多いですよ。
一歩先のワンポイントアドバイス!
・見通しを伝える: 一連のケアを行う前に「食後30分ほどこのままで、そのあと横になりましょうね」と事前に見通しを伝えておくと、患者さんも安心して過ごせます。
頑張ってくださいね!
本日のまとめ


