【アセスメントの視点】あっという間にすぐ書ける!感染リスク状態のらくらくアセスメント

症状別アセスメント

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感染リスク状態を評価する領域

ゴードンの機能的健康パターン:健康知覚-健康管理パターン
ヘンダーソンの14の基本的欲求:病理的状態、衣服の調整と環境の調整により、体温を正常範囲に保持する、環境の危険因子を避け、また、他者を傷害しない

感染リスク状態とは

感染リスク状態とは、疾患や治療、外的要因によって身体の防御機構が低下し、細菌やウイルスなどに感染しやすい状態を言う。

感染リスクの要因
感染リスクを高める要因には以下のようなものがある。
・年齢(乳幼児、高齢者など)
・低栄養状態
・免疫機能の低下
・身体の損傷、侵襲
・医療処置、医療機器の使用
・生活習慣
・環境要因

感染リスク状態に必須の情報収集項目

既往歴(繰り返される感染症、自己免疫疾患など)

疾患・病状

ワクチンの接種歴、海外渡航歴

住居環境、同居家族の有無

バイタルサイン

栄養状態

皮膚や粘膜の状態

創傷の有無

局所症状、全身症状の有無(炎症の5徴候、発熱、倦怠感、消化器症状、関節痛、筋肉痛など)

医療機器の有無

侵襲的処置の有無

感染リスクに関する検査データ(CRPなどの炎症反応、白血球、好中球、リンパ球など)免疫グロブリン値、自己抗体など)

感染予防に対する治療やケアの状況(疾患に対する治療、生活指導、免疫グロブリン療法など)

感染リスクに対する患者や家族の知識、認識

感染リスクに対する患者や家族の反応

感染リスク状態のアセスメント定型文

アセスメントの基本的な流れと書き方

アセスメントの基本的な流れと書き方は次のようになります。
1.患者の状態の判断
【患者の情報】から患者の状態は適切ではない・異常である(正常ではない)。

2.根拠の記載
判断した患者の状態は【判断した根拠や理由】によって生じている。

3.実在型問題の記載
現在、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】により【実在型】の看護問題が起きており、【実在型】の看護問題を挙げる。

現在、【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】の随伴症状により【実在型】の看護問題が起きており、【実在型】の看護問題を挙げる。

4.今後の見通し、リスク型問題の記載
今後、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】により 【リスク型】の看護問題が起きる可能性があり、【リスク型】の看護問題を挙げる。

今後、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】の随伴症状により【リスク型】の看護問題が起きる可能性があり、【リスク型】の看護問題を挙げる。

作成の方法

・1~4をつなぎ合わせてアセスメントを作成してください。
・【 】の中には具体的な内容を記入するか、項目の中から選択してください。
・( )は表現の言い換えになります。両方または使いやすい方を選択してください。

1.患者の状態の判断

■患者の状態
Aさんは【いつ】、【感染リスク状態となった原因疾患を記入】と診断され【感染リスク状態となってから現在までの経過を記入】。現在は【感染リスク状態の状況を記入】である。

検査データは【異常な検査データ、画像などの結果を記入】である。

■介入の有無
感染リスク状態に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われている。

感染リスク状態に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われているが効果は十分ではない。

感染リスク状態に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われており【効果を具体的に記入】。

■患者・家族の思い、認識
Aさん(Aさんの家族)は感染リスク状態について【患者の反応(家族の反応)】と【話している、認識している】。

■適切・不適切の判断
(ゴードンの場合)
以上の情報から、容易に感染症を発症する可能性が高い現在の状態は適切な状態とは言えない。

(ヘンダーソンの場合)
以上の情報から、容易に感染症を発症する可能性が高い現在の状態は異常な状態である。(正常な状態とは言えない。)

2.根拠の記載

■低出産体重児、新生児であることによる感染リスク状態

【低出産体重児、新生児】は免疫機能が未熟であるとともに、病原体の解毒や代謝に関わる肝機能や腎機能が未発達である。また、低アルブミン血症により栄養状態や免疫機能が低下している。さらに、常在細菌叢が確立していないため生体防御機構が十分に機能していない。これらにより感染リスクが高い状態にある。

■乳幼児であることによる感染リスク状態

乳幼児の免疫は生後6か月頃までに母体から移行した抗体(IgG)が減少し、一時的に免疫が低下する時期がある。また、自然免疫機能は徐々に発達して6歳頃までに安定するとされており、安定するまではその反応性や機能は未熟である。さらに、獲得免疫は成長過程において感染やワクチン接種などの抗原刺激によって免疫記憶が形成され、抗体産生能が徐々に高まる。これらにより、乳幼児は免疫の発達や獲得が十分ではないため感染リスクが高い状態にある。

■妊娠中の免疫機能の変化による感染リスク状態

妊娠すると胎児や胎盤を異物として攻撃しないようにヘルパーT細胞のTh1型免疫応答が抑制され、マクロファージやナチュラル・キラー(NK)細胞などの細胞性免疫の働きが低下する。このような免疫機能の変化により感染リスクが高い状態になる。

■産褥期の身体的変化による感染リスク状態

産褥期には出産時の子宮内膜の創傷や遺残胎盤、悪露が尿道口付近に停滞して不衛生になることによる尿路感染、乳汁うっ滞による乳腺炎、出産時の大量出血による貧血など様々な感染リスク要因が存在する。これらにより感染リスクが高い状態にある。

その他の根拠一覧

■老年期であることによる感染リスク状態
■糖尿病による感染リスク状態
■全身性エリテマトーデス(SLE)による感染リスク状態
■肝硬変による感染リスク状態
■脾臓摘出による感染リスク状態
■ネフローゼ症候群による感染リスク状態
■慢性腎不全(CKD)による感染リスク状態
■再生不良性貧血による感染リスク状態
■急性白血病による感染リスク状態
■慢性リンパ性白血病(CLL)による感染リスク状態
■悪性リンパ腫による感染リスク状態
■多発性骨髄腫による感染リスク状態
■抗癌剤投与による感染リスク状態
■放射線治療による感染リスク状態
■ステロイド薬の長期使用による感染リスク状態
■免疫抑制剤の使用による感染リスク状態
■HIV感染による感染リスク状態
■皮膚・粘膜バリアの障害​による感染リスク状態
■褥瘡や皮膚潰瘍による感染リスク状態
■重症外傷による感染リスク状態
■広範囲の熱傷による感染リスク状態
■手術による感染リスク状態
■人工呼吸器の使用による感染リスク状態
■侵襲的なチューブ(カテーテル)の存在による感染リスク状態​
■予防接種の未接種​による感染リスク状態
■低栄養状態による感染リスク状態
■喫煙習慣による感染リスク状態
■ストレスによる感染リスク状態

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