本日の質問
看護2年生です。領域実習が始まりました。表向きでは「実習はチームワークが大切」と言われていますが、受け持ち患者さんは一人ひとり違うし日々の記録や最終的な評価も個人でされるので、結局は「個人プレー」なのではないかと感じています。また、国家試験の勉強についても友達と教え合う時間がもったいなく感じて、その分自分で調べたり問題を解いたりした方が効率が良いのではないかと思ってしまいます。相手の時間を奪ってしまうことにも少し罪悪感を感じますし…。
もちろん友達と協力することを否定するつもりは全くありません。ただ、この「チームワーク」という言葉にモヤモヤします!この点についてどう考えればいいですか?
本日の回答
実習お疲れ様です。「チームワークが大切」と言われる一方で評価は個人というギャップにモヤモヤする気持ちがあるんですね!今日はその「チームワーク」の本当の意味について一緒に考えていきましょう。
1.実習における「チームワーク」の本当の意味
まず、あなたの言う通り実習の評価は個人に対して行われます。グループの雰囲気が良いからといって全員の成績が上がるわけではありません。その意味では、実習は「個人プレー」の側面が強いというのは事実です。
では、なぜ「チームワーク」が大切と言われるのでしょうか?
それには2つの大切な理由があります。
①精神的なセーフティネットとしてのチーム
実習中は誰もが「何が正解かわからない」という不安な状態です。そんな時「〇〇ってどう思う?」、「あの物品どこにあるか知ってる?」と気軽に聞ける仲間がいるだけで心の負担は大きく減ります。一人で抱え込まずに済む精神的な安全基地としてのチームワークは実習を乗り切る上で非常に重要です。
②アセスメントを深める化学反応の場として
自分一人で考えているとどうしても視野が狭くなってしまいがちです。しかし、グループのメンバーと情報共有したり、ケアについて相談したりすると「そんな視点があったのか!」という新しい気づきが生まれることがよくあります。これは「グループダイナミクス」と呼ばれる効果で、一人では見つけられなかった援助の方向性が見えてくる貴重な機会なんです。
2.国試勉強における「教え合い」の驚くべき効果
「人に教える時間は、自分の勉強時間を奪われるだけでは?」と感じる気持ちももっともです。しかし、実は「人に教えること」は、最も効果的な学習方法の一つだということが研究で証明されています。
学習の定着率(ラーニングピラミッド)
ある研究によると、ただ講義を聞くだけの学習定着率は5%ですが、「他の人に教える」ことで学習内容の90%が記憶に定着すると言われています。
人に教えるためには、自分自身が内容を深く、そして正確に理解していなければなりません。他人に教えることで曖昧だった知識が整理されて自分の言葉で説明することで記憶に深く刻み込まれるのです。つまり、教えている時間は相手のためだけでなく、何よりも自分のための最強のアウトプット学習になっているというわけです。
実習も国試も最終的に評価されるのは個人の力です。しかし、その力を最大限に引き出すために周りの仲間と協力し、共に成長する「チームワーク」の視点を持つことは決して無駄ではありません。
「頼る」のではなく「協力する」と考えることで、あなたも周りの仲間も一人でいる時以上の力を発揮できるはずですよ!頑張ってくださいね!
本日のまとめ

▼プレミアムプランは初月無料で全記事読み放題▼
- ✅ 看護実習で使える記事300本以上(情報収集/アセスメント/看護診断/標準看護計画/疾患別看護計画)
- ✅ Word・Excelのダウンロード特典/限定記事も利用できます
- ✅ 初月無料は「プレミアムプラン」のみ(翌月から月額400円)
▼プレミアムプランは初月無料で全記事読み放題!▼
※初月無料はプレミアムプランのみ(翌月から月額400円)
実習で迷ったら、まずはここ(入口)から。
→ [プレミアム入会ページ/学習の地図(最短ルート)]

