【アセスメントの視点】あっという間にすぐ書ける!高血糖のらくらくアセスメント

症状別アセスメント

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高血糖を評価する領域

ゴードンの機能的健康パターン:栄養-代謝パターン
ヘンダーソンの14の基本的欲求:適切に飲食する

血糖・高血糖とは

血糖とは、血液中に含まれるブドウ糖(グルコース)のことを言う。
※血液中に含まれる糖のほとんどをブドウ糖(グルコース)が占めます。

血糖値とは、血液中のブドウ糖(グルコース)の濃度のことを言う。

高血糖とは、血糖値が正常範囲(一般的に空腹時で100mg/dL未満)を超えて高い状態のことを言う。

高血糖の分類
日本糖尿病学会では、空腹時血糖値と75gOGTT(75g経口ブドウ糖負荷試験)2時間値を組み合わせて血糖の状態を次のように分類している。
・正常型:空腹時血糖値 110mg/dL未満 かつ 75gOGTT2時間値 140mg/dL未満の両方を満たすもの。
・糖尿病型:空腹時血糖値126mg/dL以上 または 75gOGTT2時間値200mg/dL以上のどちらかを満たすもの。
・境界型(糖尿病予備群):正常型と糖尿病型のいずれにも当てはまらないもの。
※なお、正常型の中でも特に空腹時血糖値100mg/dL未満が「正常域」とされています。

高血糖に必須の情報収集項目

高血糖が生じる原因、誘因

血糖値の変動(空腹時・食後・就寝前・夜間など)

高血糖の随伴症状の有無と程度(口喝、多飲、多尿、体重減少、倦怠感、易疲労感など)

高血糖に関する検査データ(血糖値、HbA1c、尿糖、尿ケトン、腎機能、眼底検査など)

高血糖に対するセルフマネジメント状況

食事量、内容、時間

欠食の有無

間食の有無

活動・運動の有無、時間、強度

生活リズム

睡眠状況

飲酒、喫煙の有無

ストレスの有無

感染の有無

高血糖に対する治療の有無(食事療法、運動療法、薬物療法など)

高血糖に対する治療の効果

高血糖に対する患者や家族の反応

高血糖のアセスメント定型文

アセスメントの基本的な流れと書き方

アセスメントの基本的な流れと書き方は次のようになります。
1.患者の状態の判断
【患者の情報】から患者の状態は適切ではない・異常である(正常ではない)。

2.根拠の記載
判断した患者の状態は【判断した根拠や理由】によって生じている。

3.実在型問題の記載
現在、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】により【実在型】の看護問題が起きており、【実在型】の看護問題を挙げる。

現在、【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】の随伴症状により【実在型】の看護問題が起きており、【実在型】の看護問題を挙げる。

4.今後の見通し、リスク型問題の記載
今後、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】により
【リスク型】の看護問題が起きる可能性があり、【リスク型】の看護問題を挙げる。

今後、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】の随伴症状により【リスク型】の看護問題が起きる可能性があり、【リスク型】の看護問題を挙げる。

作成の方法

・1~4をつなぎ合わせてアセスメントを作成してください。
・【 】の中には具体的な内容を記入するか、項目の中から選択してください。
・( )は表現の言い換えになります。両方または使いやすい方を選択してください。

1.患者の状態の判断

■患者の状態
Aさんは【いつから】、【高血糖が生じた時の状況を記入】となり、【高血糖状態になってから現在までの経過を記入】。現在は【高血糖状態の詳しい状況を記入】である。

検査データは【異常な検査データ、画像などの結果を記入】である。

■介入の有無
高血糖に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われている。

高血糖に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われているが効果は十分ではない。

高血糖に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われており【効果を具体的に記入】。

■患者・家族の思い、認識
Aさん(Aさんの家族)は高血糖状態について【患者の反応(家族の反応)】と【話している、認識している】。

■適切・不適切の判断
(ゴードンの場合)
以上の情報から、高血糖状態とそれに伴う弊害が認められる現在の状況は適切な状態とは言えない。

(ヘンダーソンの場合)
以上の情報から、高血糖状態とそれに伴う弊害が認められる現在の状況は異常な状態である。(正常な状態とは言えない。)

2.根拠の記載

!!!!文章中の注意!!!!

※アセスメント中に出てくるインスリン抵抗性とは、インスリンの効きが悪くなる状態のことです。「インスリンの作用が低下する」と表現することもできます。

■食後高血糖、経管栄養、輸液による高血糖

【食事摂取、経管栄養の投与、糖質を含む輸液の投与】により消化・吸収されたブドウ糖が血液中に流入し、インスリンによる処理能力を一時的に上回ることで高血糖が生じる。通常インスリンの作用により血糖値は数時間以内に正常範囲内に下がるが、糖尿病患者やインスリン作用が不十分な患者では血糖の処理が遅れて高血糖が遷延し、脱水や感染のリスクが増大する。このため十分な観察・対応が必要である。

■自己免疫性1型糖尿病による高血糖

遺伝的要因、環境要因、ウイルス感染症などが引き金となり、自己免疫反応の異常が生じて細胞傷害性Tリンパ球が膵臓ランゲルハンス島β細胞を攻撃して破壊する。これによりインスリンの分泌が絶対的に欠乏し、細胞への血糖の取り込みが低下する。また、インスリンの絶対的な欠乏によりグルカゴンの作用が相対的に優位となり、肝臓での糖新生やグリコーゲン分解が亢進する。この高血糖状態はこれらの機序により生じている。

※自己抗体が陰性にもかかわらず、膵β細胞が破壊されてインスリンが絶対的に欠乏する場合は「特発性1型糖尿病」となります。インスリンが欠乏した後の高血糖になる機序は「自己免疫性1型糖尿病」と同じです。

この高血糖はインスリン作用の伝達機構にかかわる遺伝子異常によりインスリンの【作用が低下(抵抗性が増大)】した事により生じている。

その他の根拠一覧

■2型糖尿病による高血糖
■膵疾患による高血糖
■肝疾患による高血糖
■甲状腺機能亢進症(バセドウ病)による高血糖
■クッシング症候群による高血糖
■褐色細胞腫による高血糖
■副腎皮質ステロイド薬による高血糖
■インターフェロンによる高血糖
■過度のストレス、侵襲による高血糖
■妊娠による高血糖

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