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腹水を評価する領域
ゴードンの機能的健康パターン:栄養-代謝パターン、活動-運動パターン、睡眠-休息パターン、自己知覚-自己概念パターンなど
ヘンダーソンの14の基本的欲求:適切に飲食する、移動する、好ましい肢位を保持する、眠る、休息するなど
腹水とは
腹水とは、腹腔内に存在する体液が、正常な生理的な貯留量(20~50ml)を超えて貯留している状態を言う。
腹水の種類
-漏出性腹水(非炎症性腹水):水分の移動により生じる腹水
・水~透明に近い淡黄色
・比重は軽い(1.015以下)
・腹水に含まれるたんぱく質は少ない(2.5g/dl以下)
・腹水に含まれる細胞は少ない(中皮細胞、組織球など)
・細菌は陰性のことが多い
-滲出性腹水(炎症性腹水):炎症により生じる腹水
・混濁した淡黄色、粘液性、膿性、血性
・比重は重い(1.018以上)
・腹水に含まれるたんぱく質は多い(3.0g/dl以上)
・腹水に含まれる細胞は多い(白血球、リンパ球など)
・細菌は陽性になることがある
腹水に必須の情報収集項目
腹水の原因
腹水の発生時期と現在までの経過
腹水の程度
腹部の皮膚の状態
増悪、軽減する因子の有無
自覚症状の有無
腹水の随伴症状の有無、程度(腹部膨満、息苦しさ、食欲不振、腹痛、体動困難、便秘、尿量減少、頻尿、ボディイメージの混乱、不安など)
腹水に関する検査データ(血液検査、尿検査、胸腹部レントゲン、腹部超音波、腹水穿刺など)
ADL・IADL
バイタルサイン
呼吸状態(安静時、労作時)
食事摂取状況、食事内容
水分出納バランス
体重の変化
排泄状況
睡眠状況
腹水に対する治療の有無(安静療法、食事療法、薬物療法、腹水穿刺、腹水濾過濃縮再静注法(CART)、腹腔−静脈シャント(PVシャント)、経頸静脈肝内門脈大循環短絡術、肝移植など)
腹水に対する治療の効果
腹水に対する患者や家族の反応
腹水のアセスメント定型文
アセスメントの基本的な流れと書き方
アセスメントの基本的な流れと書き方は次のようになります。
1.患者の状態の判断
【患者の情報】から患者の状態は適切ではない・異常である(正常ではない)。
2.根拠の記載
判断した患者の状態は【判断した根拠や理由】によって生じている。
3.実在型問題の記載
現在、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】により【実在型】の看護問題が起きており、【実在型】の看護問題を挙げる。
現在、【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】の随伴症状により【実在型】の看護問題が起きており、【実在型】の看護問題を挙げる。
4.今後の見通し、リスク型問題の記載
今後、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】により
【リスク型】の看護問題が起きる可能性があり、【リスク型】の看護問題を挙げる。
今後、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】の随伴症状により【リスク型】の看護問題が起きる可能性があり、【リスク型】の看護問題を挙げる。
作成の方法
・1~4をつなぎ合わせてアセスメントを作成してください。
・【 】の中には具体的な内容を記入するか、項目の中から選択してください。
・( )は表現の言い換えになります。両方または使いやすい方を選択してください。
1.患者の状態の判断
■患者の状態
Aさんは【いつから】、【腹水が始まった時の状況を記入】となり、【腹水が生じてから現在までの経過を記入】。現在は【腹水の詳しい状況を記入】である。
検査データは【異常な検査データ、画像などの結果を記入】である。
■介入の有無
腹水に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われている。
腹水に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われているが効果は十分ではない。
腹水に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われており【効果を具体的に記入】。
■患者・家族の思い、認識
Aさん(Aさんの家族)は腹水について【患者の反応(家族の反応)】と【話している、認識している】。
■適切・不適切の判断
(ゴードンの場合)
これらの事から、腹水とそれに伴う随伴症状が見られている状態は適切な状態とは言えない。
(ヘンダーソンの場合)
これらの事から、腹水とそれに伴う随伴症状が見られている状態は異常な状態である。(正常な状態とは言えない。)
2.根拠の記載
■うっ血性心不全による腹水(漏出性腹水)
うっ血性心不全により心拍出量が低下すると、腎臓への血流が減少し、糸球体濾過量が減少してレニン-アンジオテンシン-アルドステロン系(RAA系)が活性化される。活性化に伴い、腎臓の尿細管でナトリウムと水の再吸収が亢進し、循環血液量が増加する。その結果、血管内圧が上昇し、血管内の水分が腹腔内に移動・貯留する。
この腹水はこれらの機序が複合的に起こることで生じている。
■肝硬変による腹水(漏出性腹水)
肝硬変によりアルブミン合成機能が低下し、低アルブミン血症に伴う血漿膠質浸透圧の低下が生じて、血管内の水分が腹腔内に移動・貯留する。また、【門脈の狭窄(閉塞)、肝臓の線維化による血行不良】により門脈圧が亢進し、静水圧が上昇することで血管内の水分が腹腔内に移動・貯留する。
この腹水はこれらの機序が複合的に起こることで生じている。
■バッド・キアリ症候群による腹水(漏出性腹水)
この腹水は【肝静脈の主幹、肝部下大静脈】が【狭窄、閉塞】したことにより、門脈圧が亢進し、静水圧が上昇することで血管内の水分が腹腔内に移動・貯留することで生じている。
……アセスメントの続きは【なんでなんだナーシング×note】で見る事ができます。
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その他の根拠一覧
■腎炎、腎不全による腹水(漏出性腹水)
■ネフローゼ症候群、腎症による腹水(漏出性腹水)
■低アルブミン血症による腹水(漏出性腹水)
■細菌性腹膜炎による腹水(滲出性腹水)
■がん性腹膜炎、転移性悪性腹膜炎による腹水(滲出性腹水)
■急性膵炎による腹水(滲出性腹水)
■胆汁性腹水による腹水(滲出性腹水)
■虫垂炎による腹水(滲出性腹水)
■膠原病性腹膜炎による腹水(滲出性腹水)
■腹膜透析関連腹膜炎(PD関連腹膜炎)による腹水(滲出性腹水)
■術後、外傷後による腹水(滲出性腹水)
※根拠の記載、看護問題の記載、関連する看護計画、参考サイトの具体的な内容は以下のサンプル記事を参照ください。
その他のお役立ちコンテンツ
-看護実習のすべてがわかる!-なんでなんだの看護過程ガイドブック
情報収集
しっかり整理整頓!情報収集の素:ゴードンの機能的健康パターン
しっかり整理整頓!情報収集の素:ヘンダーソンの看護の基本となるもの