本日の質問
実習で先生に「疾患のことはよく勉強できているけど、その知識を看護に活かせていないね」と言われてしまいました。
自分では、疾患を理解することが患者さんのためになると思っていたのですが「看護に活かす」というのが具体的にどういうことなのか、その繋がりが分からなくなってしまいました。疾患のことだけを考えていてはダメなのでしょうか?
「看護の視点」とはどういうことなのか、アドバイスをいただきたいです。
本日の回答
それはすごく悩んでしまいますよね。「疾患のことは分かっているのに何が足りないんだろう?」と多くの学生さんが一度はぶつかる大切な壁なので一緒に考えていきましょう。まず、解剖生理や疾患をしっかり理解しているのは、あなたの素晴らしい強みです。それは看護の土台になるとても大切な知識なので、自信を持ってくださいね。
「病気のプロ」から「生活のプロ」へ視点を広げよう
先生が伝えたかったのは、その素晴らしい知識をもう一歩だけ患者さんの「生活」に近づけて考えてみようということだと思います。私たち看護師が専門性を発揮するのは、その病気が「その人自身の生活にどんな影響を与えているか」という視点に立った時なんです。あなたが持っている疾患の知識は、この「生活への影響」を考えるための強力な武器になります。
知識を「看護の力」に変える3つのステップ
あなたの知識は、具体的に3つの「看護の力」に変わります。
1.異常の早期発見
あなたが知っている「正常」な身体の働きと比べるからこそ「あれ?いつもと違うな」という「異常」にいち早く気づけます。これは重症化を防ぐための重要な看護の力です。
2.苦痛の緩和
病気には、必ずと言っていいほど患者さんに「苦痛」が伴いますよね。その苦痛を取り除いたり、和らげたりする方法を患者さんの性格や価値観に合わせて考えるのがまさに看護です。
3.未来を予測し、予防する
疾患の知識があれば「このままだと、次はこんなことが起こるかもしれない」と未来を予測できます。そして、そうならないように先回りして手を打つ「予防的な関わり」ができます。これも看護師の大切な役割です。
アセスメントを深めるための「魔法の質問」
「生活に目を向ける」と言っても最初は難しいですよね。そんな時は自分にこんな質問をしてみてください。
「この痛みによって、この患者さんは夜眠れなくなっているのではないか?」
「この麻痺によって、今まで好きだった食事が楽しめなくなっているのではないか?」
「この息苦しさによって、家族と話す気力もなくなっているのではないか?」
このように「症状」と「その人らしい生活」を結びつけて考えることが「看護に活かす」ための第一歩です。
先生が伝えたかったのは、「疾患」という点だけでなく、その疾患と共に「生活している一人の人間」として患者さんを総合的に捉えてみて欲しいということだと思います。あなたの知識はそのために必ず役立ちますよ!
本日のまとめ

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