看護計画に迷ったら”初月無料”のなんでなんだナーシング×note
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<定義>
非効果的健康管理とは、疾患によって医療処置・症状の管理・身体機能の維持などを必要とする患者やその家族が必要な処置やケアを行う事が困難あるいは不十分であり、望む生活ができない状態を言う。
<「非効果的健康維持」と「非効的健康管理」の使い方の違い>
「非効果的健康維持」は喫煙、運動不足や過食・偏食などの不健康な生活習慣を変えたいと願っている個人に用いられ、発病を予防するための1次予防の場合に使用する。
「非効的健康管理」は疾患や健康管理に関する教育が必要な患者に使用する。
<看護計画>
疾患:深部静脈血栓症
既往歴:
治療内容:
目標
自己管理に必要な知識や技術を習得できる
問題点に気づき対処できる
必要な支援を受けられる
O-P
1.静脈血栓形成の要因
-血流停滞:長期臥床、肥満、妊娠、心不全、全身麻酔、エコノミークラス症候群、ロングフライト血栓症など
-血液凝固能亢進:悪性腫瘍、妊娠、外傷、骨折、熱感、薬物(ステロイド薬、経口避妊薬など)、感染症、脱水、ネフローゼ症候群など
-血管内皮障害:外傷、骨折、中心静脈カテーテルの留置、カテーテル検査、カテーテル治療、血管炎など
2.検査データ
-血液検査:Dダイマー、(FDP、PT、PT-INR、ATPP)
-下肢静脈エコー
-造影CT
-MRV
3.ADL・IADL
4.認知力、理解力
5.バイタルサイン
6.静脈血栓の発生部位:( )
7.症状の有無、程度
-無症状
-下腿の発赤
-下腿の熱感
-下腿の腫脹
-下腿の疼痛
-下腿の浮腫
-下腿の色調変化(有痛性白股腫、有痛性青股腫)
-ホーマンズ症候群
8.血栓後症候群(PTS)の有無(肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドラインp.54-55)
9.食事摂取量、食事内容
10.嗜好、偏食の有無
11.体重、体重の変化
12.排尿状況
13.排便状況
14.安静度
15.活動量
16.睡眠状況
17.治療内容
-安静度の管理
-薬物療法
・抗凝固薬( )
・血栓溶解療法( )
-薬物治療における副作用の有無
・易出血
-うっ血の改善(下肢挙上、弾性ストッキング)
-肺動脈血栓溶解療法
-下大静脈フィルター留置術
-外科的血栓摘出術
18.服薬状況
19.服薬管理状況
20.疾患について誰にどの様に説明されているか
21.疾患、治療に対する受け止め方
22.疾患についての理解
23.治療についての理解
24.再発のリスクについての理解(肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドラインp.31、69-70)
25.不安に思っていること
26.ストレスの有無、対処方法
27.セルフマネジメントの内容
-セルフマネジメントに対する理解度
-患者が行っている行動が正しいか
28.生活状況
-1日の過ごし方
-食生活(回数など)
-喫煙、飲酒の有無
-運動量、運動習慣
-自宅・地域の環境
-職業
-経済状況
29.家族のサポートの有無、状況
30.家族の知識、理解
31.ソーシャルサポート(社会的支援)の活用状況
-情緒的サポート:共感や愛情の提供
-道具的サポート:形のある物やサービスの提供
-情報的サポート:問題の解決に必要なアドバイスや情報の提供
-評価的サポート:肯定的な評価の提供
T-P
1.患者の思いに寄り添い、尊重した態度で接する
2.患者の思い、不安に思っている事を傾聴する
3.患者の発言、表情や行動で気になった事は理由を確認する
4.疼痛がある場合、疼痛の管理を行う
※コピペでかんたん立案!安楽障害:急性疼痛の看護計画を参照
5.医師指示の安静度が保たれる様に管理する
6.安静度に応じて必要な動作を介助する
-できる事は自身で行う様に声掛けする
-できない事は介助する
7.PT・OTと連携し、医師が許可した範囲内の運動が行える様に調整する
・(下肢以外の)マッサージ
・関節可動域訓練
・筋力増強運動
・ADL訓練
8.確実に服薬できる様に内服管理を行う
9.抗凝固薬の副作用(出血傾向)に対するケアを行う
-打撲や創傷が形成されない様に環境調整する
-栄養科と連携し、食事内容を調整する
-抗凝固薬の副作用(出血傾向)に対する栄養指導が受けられる様に調整する
※抗凝固薬の副作用(出血傾向)についてはコピペでかんたん立案!出血傾向(易出血状態)の看護計画を参照
10.内服を自己管理できる様に方法を検討する
11.脱水を起こさない様に水分の管理を行う
12.静脈のうっ血を減少させるためのケアを行う
-下肢を挙上する
-弾性ストッキングの装着を管理する
・装着時間:(常時、 時~ 時、その他: )
・着脱方法:(自己、着脱を介助する)
・皮膚の観察:(自己、医療者が確認する)
13.カテーテル血栓溶解療法が行われる場合、準備と実施前後の状態の管理を行う
14.下大静脈フィルター留置術が行われる場合、準備と実施前後の状態の管理を行う
15.外科的血栓摘出術が行われる場合、準備と実施前後の状態の管理を行う
16.疾患に対する注意点や自己管理の方法についてのパンフレットを作成する
17.家族が同一の知識を得られ対応できる様に、 家族全員に説明できる場をつくる
18.在宅医療が受けられる様に多職種や地域と連携する
19.退院前カンファレンスを開催する
-患者や家族がニーズや不安な事などを表出できるように支援し、必要時は代弁する
-退院指導の内容を地域の支援者に伝える
20.ソーシャルサポート(社会的支援)を紹介する
E-P
1.深部静脈血栓症(DVT)についてパンフレットを用いて以下説明する
-深部静脈血栓症(DVT)とは、現在の病状
-治療方法
-副作用、副作用出現時の対処方法
-危険因子や再発予防について
・(医師の指示がある場合)弾性ストッキングの着用
・(医師の指示がある場合)間欠的空気圧迫法
・その他は日常生活の注意点で説明
-肺血栓塞栓症出現時の対処方法について
・呼吸困難や胸痛などの自覚症状が出現したらすぐに受診する
-日常生活の注意点
・内服管理
・水分管理(脱水を予防する)の必要性
・安静度の範囲内での運動
・抗凝固薬による出血のリスクについて
・転倒や怪我に注意する
・ビタミンKを多く含む食品を控える
2.かかりつけ医の必要性について説明する
3.ソーシャルサポート(社会的支援)の活用方法について説明する
4.災害時の対応について説明する
以下、深部静脈血栓症についての参考サイト(外部サイト)
深部静脈血栓症、検査、治療など
肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドライン P.52~(2017年改訂版)
病態変化 p.54
評価 p.55
有痛性白股腫、有痛性青股腫
静脈血栓塞栓症治療の新たな選 盂真先生 川村内科診療所(画像あり)
カテーテル血栓溶解療法、下大静脈フィルター留置術
外科的血栓摘出術
深部静脈血栓予防、患者指導
看護の視点で考えるDVT予防の実践 市立東大阪医療センター(PDF)