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アセスメント(評価)ってなにを書けばいいの?
「あっという間にすぐ書ける!○○のらくらくアセスメント」は、誰でもすぐに質の高いアセスメントができる様に作成しています。アセスメントに関する詳しい内容はなんでなんだの看護過程ガイドブックを参照ください。また、しっかり整理整頓!情報収集の素、もっと楽々コピペで立案!標準看護計画&症状別看護計画、サクッとまるわかり!疾患別看護診断と一緒に使うとより効果的にご活用いただけます。
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乏尿・無尿を評価する領域
ゴードンの機能的健康パターン:排泄パターン
ヘンダーソンの14の基本的欲求:身体の老廃物を排泄する
乏尿・無尿とは
乏尿とは、何らかの原因で尿量が減少し、尿量が400ml/日以下になる場合を言う。
無尿とは、何らかの原因で尿量が減少し、尿量が100ml/日以下になる場合を言う。
乏尿の分類
乏尿の原因は主に腎前性、腎性、腎後性の3つに分けられる。
-腎前性:循環不全による乏尿
-腎性:腎障害による乏尿
-腎後性:尿路の閉塞や神経障害による乏尿
無尿の分類
無尿は真性無尿と仮性無尿の2つに分けられる。
-真性無尿:循環不全や腎障害により尿が生成されない事による無尿
-仮性無尿:尿は生成されるが、膀胱まで運ばれない事による無尿
尿の生成
※詳しくは以下を参照してください。
1日にどれくらいの尿が生成されるの?|尿の生成 看護roo!
ろ過、再吸収、分泌: 尿生成の3つのステップ VISIBLE BODY
乏尿・無尿に必須の情報収集項目
乏尿・無尿の原因
排尿状況、排尿状況の変化
水分出納バランス
体重の変化(増加)
バイタルサイン
意識レベル
乏尿・無尿の随伴症状の有無と程度(浮腫、腹水、体重増加、血圧上昇、頻脈、呼吸困難、頭痛、腰背部痛、口渇、食欲不振、悪心・嘔吐、下痢、倦怠感など)
乏尿・無尿に関する検査データ(尿検査(尿糖、尿比重、尿素窒素、尿蛋白など)、血液検査(電解質、クレアチニン、尿素窒素など)、マンニトール試験、腹部レントゲン、腹部CT、腎盂造影、膀胱鏡検査など
乏尿・無尿に対する治療の有無(安静療法、食事療法、輸液療法、薬物療法、透析療法)
乏尿・無尿に対する治療の効果
乏尿・無尿に対する患者や家族の反応
乏尿・無尿のアセスメント定型文
アセスメントの基本的な流れと書き方
アセスメントの基本的な流れと書き方は次の様になります。
1.患者の状態の判断
【患者の情報】から患者の状態は適切ではない・異常である(正常ではない)。
2.根拠の記載
判断した患者の状態は【判断した根拠や理由】によって生じている。
3.実在型問題の記載
現在、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】により【実在型】の看護問題が起きており、【実在型】の看護問題を挙げる。
現在、【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】の随伴症状により【実在型】の看護問題が起きており、【実在型】の看護問題を挙げる。
4.今後の見通し、リスク型問題の記載
今後、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】により
【リスク型】の看護問題が起きる可能性があり、【リスク型】の看護問題を挙げる。
今後、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】の随伴症状により【リスク型】の看護問題が起きる可能性があり、【リスク型】の看護問題を挙げる。
作成の方法
・1~4をつなぎ合わせてアセスメントを作成してください。
・【 】の中には具体的な内容を記入するか、項目の中から選択してください。
・( )は表現の言い換えになります。両方または使いやすい方を選択してください。
アセスメント作成時の注意点
定型文をそのまま記入する際は、尿量に応じて乏尿か無尿かを選択して記入してください。
乏尿の場合:Aさんは2023年2月から、乏尿が出現し~…。
無尿の場合:Aさんは2023年2月から、無尿が出現し~…。
1.患者の状態の判断
■患者の状態
Aさんは【いつから】、【乏尿・無尿が始まった時の状況を記入】となり、【乏尿・無尿が生じてから現在までの経過を記入】。現在は【乏尿・無尿の詳しい状況を記入】である。
検査データは【異常な検査データ、画像などの結果を記入】である。
■介入の有無
乏尿・無尿に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われている。
乏尿・無尿に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われているが効果は十分ではない。
乏尿・無尿に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われており【効果を具体的に記入】。
■患者・家族の思い、認識
Aさん(Aさんの家族)は乏尿・無尿について【患者の反応(家族の反応)】と【話している、認識している】。
■適切・不適切の判断
(ゴードンの場合)
これらの事から、乏尿・無尿である状態は適切な状態とは言えない。
(ヘンダーソンの場合)
これらの事から、乏尿・無尿である状態は異常な状態である。(正常な状態とは言えない。)
2.根拠の記載
■血液量の減少による乏尿・無尿(腎前性)
この乏尿・無尿は【水分摂取不足、大量の発汗、嘔吐、下痢、出血、利尿薬】によって全身の循環血液量が減少し、腎血流量が低下して糸球体濾過量が減少した事で生じている。
この乏尿・無尿は熱傷による生体炎症反応によって血管壁の透過性が亢進し、滲出液(蛋白質など)と共に水分が血管外に漏出して全身の循環血液量が減少し、腎血流量が低下して糸球体濾過量が減少した事で生じている。
この乏尿・無尿はネフローゼ症候群による糸球体の障害により、糸球体の毛細血管壁の透過性が亢進し、大量の蛋白が排出されて低蛋白血症となった事で、水分が血管外に漏出して全身の循環血液量が減少し、腎血流量が低下して糸球体濾過量が減少した事で生じている。
※糸球体の障害による乏尿・無尿(腎前性)のアセスメントと合わせて記入する事
■心拍出量の減少による乏尿・無尿(腎前性)
この乏尿・無尿は【心不全、不整脈、心筋炎】により全身へ血液を送るポンプ機能が低下して循環不全となり、腎血流量が低下して糸球体濾過量が減少した事で生じている。
■血液の分布異常による乏尿・無尿(腎前性)
アナフィラキシーショック
この乏尿・無尿は【食べ物や薬剤などのアレルゲン】が体内に侵入した事で、肥満細胞からヒスタミンが放出されて毛細血管の拡張や血管透過性が亢進した事によって末梢に血液が多く集まり血圧が低下して循環血液量が減少する事により生じている。
……アセスメントの続きは【なんでなんだナーシング×note】で見る事ができます!
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その他の根拠一覧
■腎臓の血管収縮による乏尿・無尿(腎前性)
■糸球体の障害による乏尿・無尿(腎前性)
■急性尿細管壊死による乏尿・無尿(腎性)
■尿管の閉塞による乏尿・無尿(腎後性)
■尿道の閉塞による乏尿・無尿(腎後性)
■神経性の乏尿・無尿(腎後性)
※根拠の記載、看護問題の記載、関連する看護計画、参考サイトの具体的な内容は以下のサンプル記事を参照ください。
その他のお役立ちコンテンツ
-看護実習のすべてがわかる!-なんでなんだの看護過程ガイドブック
情報収集
しっかり整理整頓!情報収集の素:ゴードンの機能的健康パターン
しっかり整理整頓!情報収集の素:ヘンダーソンの看護の基本となるもの