【アセスメントの視点】あっという間にすぐ書ける!運動障害(パーキンソン症状)のらくらくアセスメント

症状別アセスメント

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運動障害(パーキンソン症状)を評価する領域

ゴードンの機能的健康パターン:活動-運動パターン
ヘンダーソンの14の基本的欲求:移動する、好ましい肢位を保持する

パーキンソン症状(パーキンソニズム)とは

体を動かすしくみについては以下を参照してください。
「運動障害」に関するQ&A 看護roo!

運動障害とは、運動中枢がある部位が障害されて自分の意のままに動かす事が出来なくなる状態を言う。

パーキンソン症状(パーキンソニズム)は運動失調とは異なる。

※サイトによってはパーキンソン病の運動障害を運動失調の中で解説しています。なんでなんだナーシングでは運動失調とパーキンソン症状は別の項目として扱います。

パーキンソン症状(パーキンソニズム)とは、無動・寡動(動作緩慢)、安静時振戦、筋固縮(筋強剛)、姿勢保持障害(姿勢反射障害)の症状を言う。

広義では上記の四大徴候が基となって起きる仮面様顔貌、嚥下障害、流延、小声、前かがみ姿勢、小書字、小刻み歩行、すくみ足歩行、突進歩行などを含む。

運動障害(パーキンソン症状)に必須の情報収集項目

パーキンソン症状の原因

パーキンソン症状が生じてから現在までの経過

パーキンソン症状の程度、性質

パーキンソン症状の随伴症状の有無と程度(身体可動性障害、構音障害、嚥下障害、ボディイメージの混乱、自尊感情の低下、不安、イライラ、抑うつ、悲嘆感情など)

パーキンソン症状に関する検査(パーキンソン症状を引き起こす疾患に関する検査、血液検査、MRI、MIBG心筋シンチグラフィーなど)

ADLの評価(バーゼルインデックス(BI)、機能的自立度の評価(FIM)、手段的日常生活活動(IADL)尺度

ADL

睡眠状況

ストレスの有無、程度

パーキンソン症状に対する治療の有無(薬物療法、リハビリテーション)

パーキンソン症状に対する治療の効果

パーキンソン症状に対する患者や家族の反応

運動障害(パーキンソン症状)のアセスメント定型文

アセスメントの基本的な流れと書き方

アセスメントの基本的な流れと書き方は次の様になります。
1.患者の状態の判断
【患者の情報】から患者の状態は適切ではない・異常である(正常ではない)。

2.根拠の記載
判断した患者の状態は【判断した根拠や理由】によって生じている。

3.実在型問題の記載
現在、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】により【実在型】の看護問題が起きており、【実在型】の看護問題を挙げる。

現在、【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】の随伴症状により【実在型】の看護問題が起きており、【実在型】の看護問題を挙げる。

4.今後の見通し、リスク型問題の記載
今後、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】により
【リスク型】の看護問題が起きる可能性があり、【リスク型】の看護問題を挙げる。

今後、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】の随伴症状により【リスク型】の看護問題が起きる可能性があり、【リスク型】の看護問題を挙げる。

作成の方法

・1~4をつなぎ合わせてアセスメントを作成してください。
・【 】の中には具体的な内容を記入するか、項目の中から選択してください。
・( )は表現の言い換えになります。両方または使いやすい方を選択してください。

1.患者の状態の判断

■患者の状態
Aさんは【いつから】、【パーキンソン症状が始まった時の状況を記入】となり、【パーキンソン症状が生じてから現在までの経過を記入】。現在は【パーキンソン症状の詳しい状況を記入】である。

検査データは【異常な検査データ、画像などの結果を記入】である。

■介入の有無
パーキンソン症状に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われている。

パーキンソン症状に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われているが効果は十分ではない。

パーキンソン症状に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われており【効果を具体的に記入】。

■患者・家族の思い、認識
Aさん(Aさんの家族)はパーキンソン症状について【患者の反応(家族の反応)】と【話している、認識している】。

■適切・不適切の判断
(ゴードンの場合)
これらの事から、パーキンソン症状に伴う弊害が見られる状態は適切な状態とは言えない。

(ヘンダーソンの場合)
これらの事から、パーキンソン症状に伴う弊害が見られる状態は異常な状態である。(正常な状態とは言えない。)

2.根拠の記載

■パーキンソン病によるパーキンソン症状(神経変性疾患)

パーキンソン病は中脳(または大脳基底核)の黒質神経細胞から神経終末の線条体への投射路が障害される事によってドーパミンが不足する。これによって相対的にコリン作動性神経の活動が高まってアセチルコリンの働きが高まる。
この【無動・寡動(動作緩慢)、安静時振戦、筋固縮(筋強剛)、姿勢保持障害(姿勢反射障害)】はドーパミン作動性神経が変性、脱落した事で生じている。

※黒質や線条体の部位はサイトによって中脳と大脳基底核に分かれます。中脳と大脳基底核はほとんど同じ部位である為、ここにこだわらずにどちらを選択しても良いと考えます。気になる方は学校の先生や実習指導者に確認してください。

■多系統萎縮症(MSA)によるパーキンソン症状、運動障害、自立神経障害(神経変性疾患)

多系統萎縮症(MSA-P)、(旧:線条体黒質変性症(SND))
多系統萎縮症は神経細胞とグリア細胞に不溶化したαシヌクレインが蓄積する事によって進行性に細胞が変性、脱落する。
この【無動・寡動(動作緩慢)、安静時振戦、筋固縮(筋強剛)、姿勢保持障害(姿勢反射障害)】は中脳(または大脳基底核)の黒質神経細胞から神経終末の線条体神経細胞やグリア細胞に不溶化したαシヌクレインが蓄積した事によって神経細胞やグリア細胞が変性、脱落した事で生じている。

多系統萎縮症(MSA-C)、(旧:オリーブ橋小脳変性症(OPCA))
多系統萎縮症は神経細胞とグリア細胞に不溶化したαシヌクレインが蓄積する事によって進行性に細胞が変性、脱落する。
この【歩行失調、四肢失調、構音障害、嚥下障害】は小脳皮質、橋核、オリーブ核の神経細胞やグリア細胞に不溶化したαシヌクレインが蓄積した事によって神経細胞やグリア細胞が変性、脱落した事で生じている。

多系統萎縮症(MSA)、(旧:シャイ・ドレイガー症候群)
多系統萎縮症は神経細胞とグリア細胞に不溶化したαシヌクレインが蓄積する事によって進行性に細胞が変性、脱落する。
この【起立性低血圧、発汗低下、体温調節障害、排尿障害、便秘、性機能不全など)】は大脳皮質、脳幹、脊髄の神経細胞やグリア細胞に不溶化したαシヌクレインが蓄積した事によって神経細胞やグリア細胞が変性、脱落した事で生じている。

※多系統萎縮症はパーキンソン症状が主症状の線条体黒質変性症(SND)、小脳症状が主症状のオリーブ橋小脳変性症(OPCA)、自律神経症状が主症状のシャイ・ドレイガー症候群の3つが統一された疾患です。ここではパーキンソン症状だけではなく、それぞれについての根拠を記載します。シャイ・ドレイガー症候群は運動障害ではなく、自律神経の障害である事に注意してください。

■進行性核上麻痺(PSP)によるパーキンソン症状(神経変性疾患)

進行性核上麻痺は神経細胞及びグリア細胞にリン酸化タウ蛋白が蓄積する事で細胞が変性、脱落する。特異的な病理学的所見として房状のアストロサイトが認められる。
この【姿勢保持障害、後方への転倒、体軸性固縮、構音障害、嚥下障害、眼球運動障害】は【被殻、尾状核、淡蒼球、視床下核、動眼神経核、黒質、脳幹被蓋部、橋核、下オリーブ核、小脳歯状核】の神経やグリア細胞にリン酸化タウ蛋白が蓄積した事によって神経細胞やグリア細胞が変性、脱落した事で生じている。

■大脳皮質基底核変性症(CBD)によるパーキンソン症状(神経変性疾患)

その他の根拠一覧

■レビー小体型認知症(DLB)によるパーキンソン症状(神経変性疾患)
■薬剤性パーキンソン症候群によるパーキンソン症状(パーキンソン症候群)
■脳血管性パーキンソン症候群によるパーキンソン症状(パーキンソン症候群)
■正常圧水頭症によるパーキンソン症状(パーキンソン症候群)

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