母性実習前になにを勉強しておいた方がいいですか?

事前学習

「母性実習前、結局なにを勉強しておけばいいの?」
→答えは3つ(①褥婦の正常な経過 ②新生児の正常な経過 ③観察・ケアの手順)です。
最後に、実習でそのまま使える「実習記録の例文」を用意しました。

【本日の質問】

もうすぐ母性実習が始まるのですが、勉強しておいた方が良いことや事前にやっておいた方がいいことを教えて欲しいです。

【本日の回答】

もうすぐ母性実習が始まるのですね。私がこれまでに相談を受けて「これは事前にやっておいて本当に良い!」と感じた学習ポイントをいくつか紹介しますね。

実習がスムーズになる!事前学習のおすすめリスト
まず、大きく「お母さん編」と「赤ちゃん編」に分けて考えると頭の中が整理しやすくておすすめです。

お母さん編:ダイナミックな身体の変化を理解しよう
1.産褥期の身体的変化
出産後のお母さんの身体は、妊娠前の状態に戻ろうとする退行性変化と、母親としての役割を始めるための進行性変化が同時に働きます。この2つの変化を区別して理解しておくと、褥婦さんのアセスメントの軸がしっかりしますよ。

2.褥婦さんのフィジカルアセスメント
子宮復古や乳房の状態をどうやって観察・触診するのか、教科書で手順をしっかり確認しておきましょう。「正常な経過」を頭に入れておくことが何より大切です。それによって、実習で「教科書と同じだ!」あるいは「あれ、少し違うかも?」とアセスメントの根拠を持った「気づき」に繋がります。

赤ちゃん編:小さな命が発するサインを見逃さないで
1.新生児のバイタルサイン測定と全身観察
赤ちゃん特有のバイタルサインの測定方法と基準値は必須です。皮膚の色、特に黄疸の有無や程度、呼吸の様子、おへその状態、原始反射など、頭のてっぺんから足の先まで何をどんな順番で見るのか、観察項目を自分でリストアップしておくと、実習で慌てずに行動できますよ。

2.沐浴の目的と手順
沐浴は、ただ体をきれいにするだけが目的ではありません。「全身の状態を観察する絶好の機会」であり、「赤ちゃんとコミュニケーションをとり、愛着を深める大切な時間」でもあります。手順を覚えるだけでなく、それぞれの工程にどんな意味があるのかを考えながら学習すると学びが何倍も深まります。

もし妊婦さんの担当になるなら…
レオポルド触診法と子宮底長の測定は妊婦健診の基本です。教科書や動画で「お腹の中の赤ちゃんが今どんな向きでいるのかな?」とイメージトレーニングしておくと、見学したときの理解度が全然違ってきますよ。

母性実習において知識や技術と同じくらい大切なこと
母性実習で特に大切だと感じたのは、コミュニケーションと寄り添う姿勢です。出産後のお母さんは、大きな幸福感と同時にホルモンバランスの急激な変化やこれからの育児への不安など、心も体も非常にデリケートな時期にあります。
「お身体の調子はどうですか?」という声かけだけでなく「よく眠れていますか?」「赤ちゃんのことで何か気がかりなことはありませんか?」といった、精神的な側面やこれから始まる育児という社会的な側面にも目を向け、相手の言葉に真摯に耳を傾ける姿勢を大切にしてくださいね。

📌 本日の要点まとめ


【実習記録の例文】
1)褥婦(産褥期の変化)「産褥期は退行性変化と進行性変化が同時に起こるため、現在の所見が正常な経過であるかを確認する。」

2)褥婦(フィジカルアセスメント)「子宮復古と乳房の状態を手順に沿って観察し、正常な経過の範囲であるかを判断する。」

3)褥婦(心理社会面)「褥婦は心身がデリケートな時期であるため、体調だけでなく睡眠や不安にも目を向けて傾聴する。」

4)新生児(全身観察)「皮膚色(黄疸の有無)、呼吸、臍部、原始反射を中心に全身観察を行う。」「新生児のバイタルサイン測定を行う(基準値の目安:体温36.5〜37.5℃、心拍数100〜160回/分、呼吸数30〜60回/分)。」

5)沐浴(目的)「沐浴は清潔だけでなく全身観察とコミュニケーションの機会であるため、手順を踏まえて実施(または見学)する。」

プレミアムプランのご案内

メンバーシップのプレミアムプランでは、同じ要領で「症状→アセスメント→計画」まで最短で進められます。
初月無料です(プレミアムプランのみ)。
【初めての方へ】看護実習で無双する、たった1つの方法

エビデンスSearch(無料お試し版)のご案内

看護実習や記録で「根拠が見つからない」「どこを見ればいいか分からない」で手が止まることはありませんか。

エビデンスSearchは、看護実習や記録に必要な情報をキーワードから探すためのツールです。
【使い方】
検索バーにキーワードを入力し、左側で項目を選ぶと右側に文章が表示されます。
表示された文章は編集できます。読み上げ/コピー/ダウンロードもできます。
まずは「検索バーに」症状や疾患名を1つ入力してみてください。

表示できない場合は、無料版はこちら(別ページ):
看護記録・SOAP記録アシスタント:エビデンスSearch(無料お試し版)