「記録が終わらず睡眠ゼロ…」は、統合実習で受け持ちが複数になり“多重課題”に切り替わったサインです。統合実習を乗り越えるために「完璧な記録を手放す」「動線で行動調整」「朝イチで優先順位を相談」の3つで整理します。
最後に、実習でそのまま使える「確認手順」を用意しました。
【本日の質問】
統合実習のことでどうしても相談したくて連絡しました。今回、統合実習で初めて複数の患者さんを受け持たせていただいているのですが、日々のケアと記録に追われるだけで精一杯になってしまっています。
睡眠時間も削っているのに全然終わりません…。
「もっと効率よく動かないと」と焦るばかりで、先生からのアドバイスも実践できず、自分のダメさに落ち込んでいます。どうやってこの状況を乗り越えたらいいのでしょうか?
【本日の回答】
まずは一度深呼吸しましょう。
そこまで追い詰められているのは、患者さんと実習に真剣に向き合っている証拠です。決してダメな学生なんかじゃありませんよ!
今回の実習では「一人の患者さんをじっくり看る」スタイルから「複数の患者さんを同時に看る(多重課題)」スタイルに変わっているため、誰でも最初はパニックになります。
今の状況を少しでも楽にするために、いくつかポイントを整理しましょう。
1. 「完璧な記録」を諦める勇気を持つ
記録に時間がかかりすぎていませんか?学生のうちは「全てを書かなきゃ」と思いがちですが、現場で求められるのは「変化」と「異常」の記録です。
・変化がない項目は簡潔に済ませる。
・「〜だと思われる」といった長い考察よりも、事実とアセスメントを端的に書く。
これだけで時間は大幅に短縮できます。「60点の記録でいいから、睡眠時間を1時間増やす」方が、翌日のパフォーマンスは確実に上がります。
2. 行動調整は「動線」で考える
複数の患者さんを受け持つ時、要領が良い人は「時間」ではなく「場所(動線)」で動いています。
・「Aさんの検温に行くついでに、隣のBさんの環境整備も済ませる」
・「ナースステーションに戻る回数を減らすために、必要な物品はまとめてカートに積む」
このように「一回の移動で何個のタスクをこなせるか」を意識するだけで、バタバタ感は減りますよ。
3. 指導者さんへの相談は「SOS」ではない
指導についていけないと感じているなら、指導者さんや先生に、朝一番にこう伝えてみてください。
「今日はAとBのケアが重なりそうで不安です。優先順位をこう考えたのですが、合っていますか?」
こう相談されて「自分で考えなさい!」と突き放す指導者はいません。むしろ「報告・連絡・相談ができている」と評価されます。自分のキャパシティを超える前に、声を上げるのも重要な看護技術の一つです。
睡眠不足はインシデントの元です。
今は「寝ていないこと」が一番のリスクです。睡眠不足の頭では、良いアセスメントもできませんし、何より患者さんの安全を守る判断力が鈍ります。
「今日はここまで!」と割り切って布団に入ることも、患者さんを守るための立派な責任ある行動ですよ。あなたは一人ではありません。周りを頼りながら、まずは今夜、少しでも長く眠ってくださいね。
📌 本日の要点まとめ

【確認手順】
1)優先順位のすり合わせ
「相談です。今日はAとBのケアが重なりそうで不安です。優先順位を(自分の考え)と考えたのですが、これでいいでしょうか?」
2)途中経過の共有・相談
「報告と相談です。予定していたケアと他の検査が重なり、時間が足りない状況です。検査が優先と考えていますが、予定していたケアは(自分の考え)でいいか確認したいです。」
3)記録の相談
「相談です。記録が終わらず時間が不足しています。変化と異常を中心に記録を進め、変化がない項目は簡潔にする形で進めたいのですが、この方針で良いでしょうか?」
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