コピペでかんたん立案!抑うつ状態・うつ病(回復期・維持期)の看護計画


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※抑うつ状態・うつ病(回復期・維持期)に希死念慮や自殺企図に対するT-Pは入れていません。うつ症状が悪化し、希死念慮や自殺企図が認められた場合は抑うつ状態・うつ病(急性期・導入期)の看護計画を参照してください。

※抑うつ状態・うつ病(回復期・維持期)の看護計画は定型うつ病に関する看護計画です。非定型うつ病については、コピペでかんたん立案!非定型うつ病の看護計画を参照してください。

<定義>
抑うつ状態とは、米国精神医学会DSM-5にある9項目のいずれかに当てはまった状態を言う。

うつ病:以下の3つの条件に当てはまればうつ病となる。
・米国精神医学会が作成したDSM-5にある9項目のうち、「気分が憂うつである」「興味、関心、やりがい等の減退がある」の両方またはどちらかの項目とその他の項目を合わせて5項目以上当てはまる。
・上記の当てはまった項目の内容が1日中存在し、2週間以上続いている。
・薬剤性、身体疾患、他の精神疾患によるものではない。

重症度
軽症:DSM-5にある9項目のうち、5項目を超えない程度。苦痛は感じるが、対人関係や仕事に関する機能障害はわずかな状態。
中等症:軽症と重症の中間。
重症:DSM-5にある9項目のうち、5項目をはるかに超えるもの。症状は極めて苦痛であり、対人関係、仕事、セルフケアに関しての機能が顕著に損なわれている状態。

症状による分類
うつ病は症状により定型うつ病、非定型うつ病に分かれる。

時期による分類
急性期:抑うつ状態(うつ病)の治療開始から約1~3か月
回復期:抑うつ状態(うつ病)の治療開始から約4~6か月
再発予防期:抑うつ状態(うつ病)の治療開始から1年以降

<看護計画>

疾患:
既往歴:
治療内容:

目標
抑うつ症状が軽減する(無くなる)
抑うつ症状が悪化しない
抑うつ症状が悪化しないように対処できる
助けを借りずに(できないセルフケアを記入)を行える
(できないセルフケアを記入)を行えない時は周囲に手伝いを依頼できる
失敗しても良いと思える
自己肯定感を保てる
自分の気持ちを言葉に出して表現できる
他者とかかわる事ができる
行動範囲が(目標とする範囲)まで拡大する
退院後の生活をイメージできる
主体的に日常生活を行える
社会復帰できる
社会生活を維持できる
家族が患者を支援できる
患者とその家族が必要な支援を受けられる

※抑うつ状態ではなく、うつ病の場合「O-P1.抑うつ状態(うつ病)の原因、誘因」の「感染症、疾病の後遺症~その他の精神疾患」の項目は計画から削除してください。

※抑うつ状態・うつ病(回復期・維持期)では、再燃の有無を観察する為に「O-P7.抑うつ症状の有無、程度」にあらゆる症状を入れています。

O-P
1.抑うつ状態(うつ病)の原因、誘因
-遺伝的因子
-生育歴、生育環境
-性格、人格、気質(特にメランコリー親和型の性格の傾向があるか)
-環境の変化、ライフイベント(死別、喪失体験、退職、転職、失業、離婚、病気、手術、事故、被災、昇進、結婚、出産など)
-ストレスの有無(対人関係、仕事、トラブルなど)
-感染症、疾病の後遺症
-内分泌疾患 
-膠原病
-神経系疾患
-その他の疾患
-その他の精神疾患
-アルコール
-薬剤
2.検査データ
-うつ病の診断
・DSM-5
・ICD10
-うつ病のスクリーニング
・二質問法(Whooley questions)
・PHQ-9
・HADS
-うつ病が生活に与える影響の評価
・GAF(Global Assessment Functioning Scale)
-脳血流検査(SPECT)
-心理検査(BDI、SDS、SASS、HAM-Dなど)
-血液検査(疾患が原因による抑うつとの鑑別検査)
-CT、MRI(中枢神経系器質疾患が原因による抑うつとの鑑別検査)
-心電図検査(向精神薬やうつ薬を使用する前に心筋伝導障害の有無を確認する)
3.身体欠損や麻痺の有無
4.認知力、理解力
5.見た目、表情
6.話す内容、話し方
7.抑うつ症状の有無、程度
-精神症状
・感情障害(憂うつな気分、不安、焦燥感、苦悶、苦痛、自尊心の低下、劣等感、悲哀、感情鈍麻など)
・思考障害(思考抑制(制止)、判断力の低下、うつ病性仮性認知症、否定的な考え、悲嘆的な考え、微小妄想(罪業妄想、心気妄想、貧困妄想)、罪責(自責))、希死念慮など)
・認知障害(集中力の低下、記憶力の低下、優柔不断、興味の喪失、自己非難、自己卑下、自己破壊、過敏など)
・意欲障害、衝動の障害(食欲低下、意欲低下、寡黙、寡動、行動制止、精神運動制止、自傷行為、過量服用(オーバードーズ)、自殺企図など)
-身体症状
・自律神経障害(倦怠感、易疲労感、口喝、胃腸機能の低下、悪心、動悸、頭重感、頭痛、肩こり、身体の痛み、末梢循環障害、便秘、めまい、耳鳴り、性欲減退、月経不順など)
・睡眠障害(不眠、入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒など)
・食事摂取量低下、体重減少、栄養状態の悪化
・水分摂取量低下、脱水症状
・排泄状況の変化
8.合併症の有無
-セルフケア不足
-薬物依存
-アルコール依存
-神経不安症
-摂食障害
-攻撃的、不寛容
9.睡眠状況
10.食事摂取量、食事内容
11.水分摂取量
12.排尿状況
13.排便状況
14.活動量、1日の過ごし方
15.セルフケア状況
-整容:
-更衣:
-入浴:
-その他:
16.治療内容
-精神療法
・支持的精神療法
・認知療法
・認知行動療法
・対人関係療法
-心理教育
-ソーシャルスキルトレーニング(SST)
-リラクセーション療法
-アサーション・トレーニング
-認知機能障害に対するリハビリテーション
-薬物療法
・選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)
・セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)
・三環系抗うつ薬
・四環系抗うつ薬
・抗不安薬
・睡眠薬
-薬物療法の副作用
・眠気
・口喝
・振戦
・便秘
・排尿困難
・悪心、嘔吐
・食欲不振
-補助的治療
・運動
・食事内容の改善
・休息、休養の確保
・漢方薬
17.服薬状況
18.服薬管理状況(服薬アドヒアランス)
19.疾患について誰にどの様に説明されているか
20.疾患、治療に対する受け止め方
21.疾患についての理解
22.治療についての理解
23.増悪因子についての理解(抑うつの原因、誘因を参照)
24.困り事や不安に思っている事
25.ストレスに対する対処方法
26.セルフマネジメントの内容
-セルフマネジメントに対する理解度
-患者が行っている行動が正しいか
27.家族構成、家族関係、キーパーソン
28.家族のサポートの有無、状況
29.家族の知識、理解
30.家族の不安
31.職業
32.経済状況
33.ソーシャルサポート(社会的支援)の活用状況
-情緒的サポート:共感や愛情の提供
-道具的サポート:形のある物やサービスの提供
-情報的サポート:問題の解決に必要なアドバイスや情報の提供
-評価的サポート:肯定的な評価の提供

T-P
1.安心して過ごせるように環境整備する
2.患者が話しやすい環境を作る
3.患者のぺースに合った関わりをする
4.患者の思いに寄り添い、尊重した態度で接する
5.共感、受容的態度で患者の話を傾聴する
6.患者に寄り添った声かけを行う
-患者の思いを承認する
-肯定や否定など評価はしない
-励ます事はしない
-患者の事を理解しようとしている事を伝える
-患者の事を理解できたと思えた際はその事を伝える
7.患者の発言、表情、行動で気になった事について理由を確認する
8.患者が抑うつについてどの様に認識しているか会話の中で確認する
9.患者が不快感や抵抗感を示している場合、意図的に長時間かかわらない
10.確実に服薬できる様に内服管理を行う
11.内服を自己管理できる様に方法を検討する
12.内服薬の飲み忘れがある場合、解決策を患者と一緒に検討する
13.内服薬を自己判断で中止する場合、その理由を確認し解決策を患者と一緒に検討する
14.不眠が見られる場合、不眠に対するケアを行う
コピペでかんたん立案!不眠の看護計画を参照する

……計画の続きは【なんでなんだナーシング×note】で見る事ができます。

コピペでかんたん立案!不眠の看護計画

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