【ドクター永井の皮膚科】褥瘡の基本② 壊死組織をどうするか

【ドクター永井の皮膚科】褥瘡の基本② 壊死組織をどうするか

褥瘡の基本② 壊死組織をどうするか No81

慢性期褥瘡となって深い!とわかったらどうするか。
2度褥瘡は真皮に達するもの 3度になるとは脂肪まで達する深い褥瘡です
最初の急性期は紫斑、2週間後には黄色い壊死組織 一見乾いているように見えても深くまで皮膚が腐っているのでほおっていくと可能してしまいます。

壊死組織があって周りが赤くはれている状態。中で感染を起こすと熱がでることもあります。家でぐったりしていて初めて気づく、なんていうこともあります。 
乾いていた時は気にしなかった、赤くなっているのは細菌の感染がおこっているからです。

壊死組織+感染の状態は治療を急ぎます。
黒いところは感覚がなく痛みがないので、麻酔せずに切除ができます。この範囲だけなら出血もありません。
壊死組織は腐ったところに蓋をしている状態です。中が瘻孔となって膿(うみ)が溜まっていたりします。「ポケット」といいます。
感染して生じたポケットは、この部分を開けて洗えるようにします。まずは最低限の処置、無麻酔でできる範囲をとりますが、ここから先の皮膚の切開は、麻酔しないととれません。 抗生物質などの全身管理も必要です。

デブリドマンの例:壊死組織はあるが感染は起こしていない褥瘡です。
デブリドマンとは壊死組織を除去するということ。
黒いところは出血しません。辺縁を少し残して深さも出血しない範囲で切除します。
これを外科的デブリドマンといいます。薬でも溶かしていく化学的デブリドマンというのももありますが、硬い壊死組織は薬だけでは難しいです。

慢性期褥瘡の治療の流れ
壊死組織をとる、感染を抑えていく、赤い「肉芽」という組織があがってくる
潰瘍が縮小する、皮膚がはる、という流れがあります。
状態をみながら治療を選択します。

大きな褥瘡では感染がおさまってから肉芽形成から治癒までに時間がかかります。
治療の後半は療養型病院や施設でみていただくことも多くなります。
 
早い段階で気づくのが一番です。
高齢者だけのご家族も増えています。社会の問題として啓発する必要がありますね。

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