この記事(病態関連図)の活用方法
この「一目でわかる!病態関連図」シリーズは、複雑な疾患のメカニズムをストーリーのように直感的に理解できるよう設計されています。実習前の知識の整理やアセスメントの根拠固めにぜひご活用ください。
【次のステップへ】関連する「看護診断」の記事で、さらに学びを深める
病態を理解したら、次はそれを「どう看護に繋げるか」が重要です。
この病態関連図とセットで読むことで学習効果が最大化される「看護診断」の記事もnoteで公開しています。
関連記事
サクッとまるわかり!胃潰瘍の看護診断
胃潰瘍
胃潰瘍とは、胃粘膜の一部が粘膜下層まで欠損した状態を指す。
なお、粘膜のみが欠損した場合は「びらん」と呼び「潰瘍」とは区別される。
胃潰瘍の病態関連図の構成要素
【病因】
・ヘリコバクター・ピロリ菌
・薬剤(非ステロイド抗炎症薬(NSAIDS)、アスピリンなど)
・不規則な食生活、嗜好、偏食(コーヒー、塩分摂取量、香辛料、飲酒など)
・喫煙
・過労、精神的ストレス、睡眠不足
【病態】
・粘膜防御機構低下<胃酸、ペプシンの分泌亢進(防御因子<攻撃因子)
【症状と関連する計画】
・心窩部の不快感、心窩部痛、上腹部痛、背部痛
#胃潰瘍による心窩部の不快感、心窩部痛(上腹部痛、背部痛)がある
・食欲不振、悪心、胸やけ、げっぷ
#胃潰瘍による食欲不振
#胃潰瘍による悪心、胸やけ、げっぷ
・出血(コーヒー残渣様の吐血、タール便、貧血など)
#出血による貧血
#出血によるショックリスク状態

