コピペでかんたん立案!排尿困難・尿閉の看護計画


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排尿障害の看護計画テーマ曲

<定義>
排尿困難とは、尿意があるにもかかわらず排尿するのに時間がかかるまたは力を入れないと排尿できない状態を言う。

排尿困難の症状
-排出前~排出時の症状
・遷延性排尿:排尿を試みてから尿が出るまでに時間がかかる状態。
・腹圧排尿:排尿開始や尿線維持のために腹に力を入れる(腹圧をかける)必要がある状態。
・尿勢低下:尿を勢いよく放出できない状態。
・尿線分割:尿が2つ以上に分かれて飛び散る状態。
・尿線途絶:排尿途中で尿線が途切れる状態。
・苒延(ぜんえん)性排尿:排尿を開始してから終了するまでに時間がかかる状態。
・排尿終末時滴下:排尿の終わり際に勢いが弱いあるいは排尿後の切れが悪くぽたぽたと尿が垂れる状態。
-排出後の症状
・残尿感:排尿後に尿が残っている感じがする状態。
・排尿後滴下:排尿後、下着を履いてから数滴の尿が垂れてしまう状態。

尿閉とは、膀胱に尿が貯留しているにもかかわらず排尿できない状態を言う。国際禁制学会の用語基準によれば、「急性尿閉とは、尿をまったく排出できず、膀胱痛が強く、触診や打診で膀胱がわかる状態である。慢性尿閉では膀胱痛はなく、排尿度に触診や打診で膀胱がわかる状態である」とされている。

尿閉の分類
-時期による分類
・急性尿閉:尿閉が突然起きた状態。
・慢性尿閉:尿閉が徐々に進行して残尿が増えていく状態。
-排尿の状態による分類
・完全尿閉:どんなにいきんでも全く排尿できない状態。
・不完全尿閉:残尿は残るが、いきむと排尿はできる状態。

排尿のしくみ
※詳しくは以下を参照してください。
排尿障害に関するQ&A 看護roo!
・排尿にはどんな神経が関係しているの?
・3つの神経と排尿との関係は?
排尿はどのような仕組みで行われるの? 看護roo!

計画作成時の注意点
計画をそのまま記入する際は、排尿の状況に応じて排尿困難か尿閉かを選択して記入してください。

例(目標から)
排尿困難の場合:排尿困難(排尿困難の症状を記入)に伴う随伴症状が軽減する(無くなる)
尿閉の場合:尿閉に伴う随伴症状が軽減する(無くなる)

<看護計画>

疾患:
既往歴:
治療内容:

目標
排尿困難(排尿困難の症状を記入)・尿閉に伴う随伴症状が軽減する(無くなる)
排尿困難(排尿困難の症状を記入)・尿閉が改善し健康時の状態に近づく(戻る)
排尿困難(排尿困難の症状を記入)・尿閉に対する知識を習得し、セルフマネジメントできる

O-P
1.検査データ
-尿検査:尿量、性状(色、混濁の有無など)、尿比重、尿沈査(赤血球、白血球、結晶、上皮細胞、細菌など)、尿生化学(Na、K、Cl、Ca、尿素窒素、尿糖、尿蛋白など)
-尿培養検査
-残尿測定
-血液検査:Na、K、Cl、Ca、血糖、浸透圧、ADH、TP、BUN、クレアチニン、Ht、Hb、WBC、 CRPなど
-腹部超音波検査、会陰超音波検査、経膣的超音波検査
-腎盂造影、尿管造影、膀胱造影、尿道造影
-膀胱鏡、尿道鏡
-膀胱内圧測定、尿道抵抗測定、尿流量測定
2.質問票(評価表)
-国際前立腺症状スコア(IPSS)
-主要下部尿路症状スコア(CLSS)質問票
-前立腺肥大症影響スコア(BII)質問票
3.バイタルサイン
4.意識レベル
5.認知力、理解力
6.ADL
7.飲水量、飲水内容(お茶、コーヒー、炭酸飲料、アルコールなど)
8.食事摂取量、食事内容(食事から摂取できる水分量、利尿作用のある食べ物の有無)
9.水分出納バランス
-IN(経口摂取量、輸液量、胃ろうなど)
-OUT(尿量、ドレーン類からの排液量)
10.排尿状況、排尿状況の変化(健康時と現在で比較)
-排尿回数
-排尿時間
-1回の尿量
-尿の性状
-排尿時の違和感、排尿時痛の有無
-尿失禁の有無
-排尿する場所、環境
-排尿する際に使用する物品の有無(おむつ、パッド、尿器、導尿物品など)
-排尿方法(おむつへの失禁、導尿、尿器、ポータブルトイレ、トイレ)
-排尿動作(動作、バランス、腹圧の有無)
11.排尿困難・尿閉に関連した随伴症状の有無と程度
-不安
-イライラ感
-ボディイメージ混乱
-自尊感情の低下
12.排尿困難・尿閉に対する治療の有無
-薬物療法
・コリン作動薬
・コリンエステラーゼ遮断薬
・αアドレナリン受容体遮断薬(α1遮断薬)
・抗アンドロゲン薬
・薬物エキス、アミノ酸配合製剤
-生活習慣改善に向けた排尿困難・尿閉に対する教育の有無
・排尿指導
・薬剤の作用、副作用についての指導
-前立腺肥大に対する手術療法
-膀胱留置カテーテルの留置
-清潔間欠導尿(CIC)
13.排尿困難・尿閉に対する治療や教育の効果
14.精神状態
15.心理状況
16.排尿困難・尿閉に対する思い
17.排尿困難・尿閉についての理解

T-P
1.落ち着いてゆっくりと排尿できる環境を作る
2.排尿パターンを把握するために排尿状況を記録してもらう(できなければ介助する)
-排尿回数
-排尿時間
-1回の尿量
-尿の性状
-排尿困難の症状、変化の有無
-排尿時の違和感、排尿時痛の有無
-溢流性尿失禁の有無
3.排尿直後に残尿測定を行う
4.排尿する際は腹圧がかかる様に環境、姿勢や体位を調整する
-環境(排尿場所)の調整:
-排尿時の姿勢:
5.刺激により排尿を誘導する
-流水音を聞いてもらう
-陰部に温水や冷水をかけて刺激する
-ビデを活用し会陰を刺激する
-恥骨上部を下方に向かって軽く押す(ただし、強く圧迫し過ぎない様に注意する)
6.確実に服薬できる様に内服管理を行う
7.内服を自己管理できる様に方法を検討する
8.清潔を保持するため清拭ケアを行う(できなければ介助する)
-毎日、週 回、 曜日、 曜日、 曜日、 曜日
-具体的な方法:
-具体的な方法:
-具体的な方法:
9.膀胱留置カテーテルを留置する場合、膀胱留置カテーテルの管理を行う
10.清潔間欠導尿(CIC)を行う場合、清潔間欠導尿(CIC)の管理を行う
-日中( 時  時  時  時  時  時  時)
-夜間( 時  時)
-自己導尿、介助
-具体的な方法:
-具体的な方法:
-具体的な方法:
11.尿失禁した場合、速やかに失禁対応を行う(できなければ介助する)
-具体的な方法:
-具体的な方法:
-具体的な方法:
12.随伴症状がある場合、随伴症状に対するケアを行う
-不安が見られる場合、不安に対するケアを行う

……計画の続きは【なんでなんだナーシング×note】で見る事ができます。

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