<定義>
尿失禁とは、自分の意志とは関係なく尿が漏れてしまう状態である。腹圧性尿失禁、溢流性尿失禁、切迫性尿失禁、反射性尿失禁、完全尿失禁、機能性尿失禁に分類される。
<看護計画>
疾患:
既往歴:
治療内容:
目標
尿意が分かり他者に伝えることが出来る
排尿パターンが分かり早めにトイレに行く事が出来る
尿失禁が減少する(なくなる)
尿失禁に対してセルフマネジメント出来る
O-P
1.疾患、治療
2.意識レベル、心理状態
3.検査データ (WBC、 CRP、 尿細菌検査、 腹部レントゲン、超音波)
4.膀胱留置カテーテルの留置期間
5.排尿状況(回数、時間、間隔、尿意の有無、代償尿意の有無、性状、尿量、残尿、残尿感)
6.尿失禁の有無
7.飲水時間、飲水量、飲み物の内容
8.使用している物品 (おむつやパッドなど)
9.排尿環境(トイレの場所、種類)
10.排尿動作(バランス・動作・腹圧の有無)
11.ストレス状況
12.睡眠状況
13.排尿障害への理解
14.尿失禁に対するセルフマネジメントの状況
T-P
1.排尿パターンを踏まえた飲水を検討する、促す
2.排尿パターンに沿って排尿を検討する、促す
3.排尿環境を整える
-必要な場合、ポータブルトイレや尿器を設置する
-必要時な場合、トイレまでの順路に目印をつける
-可能な場合、トイレまでの距離が近くなる様に調整する
4.着脱が容易な衣服する
5.排尿状況に応じた物品を選択する
6. 失禁した場合は(看護師または患者自身が)速やかに失禁対応を行う
E-P
1.飲水が排尿に影響する事を説明する
2.排尿パターンを知る事の重要性を説明する
3.早めに排尿行動を行う様に説明する
4.着脱しやすい衣服を選択する様に説明する
5.清潔の保持や皮膚トラブル予防のため、尿失禁した場合は速やかに対応する必要がある事を説明する
6. 尿道括約筋を強化のため、骨盤底筋訓練の方法を説明する