非効果的健康維持

<定義>
「非効果的健康維持」 とは、「健康状態や健康上基本的に必要な条件を管理する知識が不足しているために、健康状態に支障をきたしているか、支障をきたす危険性がある個人の状態」をいう。

<「非効果的健康維持」と「非効的健康管理」の使い方の違い>
「非効果的健康維持」は、過食・運動不足・ 喫煙などの不健康なライフスタイルを変えたいと願っている個人に用いられ、発病を予防するための1次予防の場合に使用する。
「非効的健康管理」は、疾患や健康状態の自己管理に関する教育が必要な患者に使用する。

<行動変容ステージモデルを用いる>
人が行動を変える場合は「無関心期」→「関心期」→「準備期」→「実行期」→「維持期」の5つのステージを通ると考えられている。行動変容ステージを先に進むには、その人が今どのステージにいるかを把握してそれぞれのステージに合わせた働きかけが必要になる。

<看護計画>

目標
日常生活の中で生活習慣を見直すことが出来る
日常生活の中で健康を増進し、疾病を予防できる知識を習得出来る
予防に関する知識を基に行動を変えることが出来る
変容した行動を継続し、生活習慣病を予防する事が出来る

O-P
1.生活習慣病についての予防的知識の有無と理解の程度
2.健康観
3.ストレスの有無と発散方法
4.行動を変えるための目標の有無
5.健康增進のために行っている運動と頻度
6.健康教室に参加しているか、したことがあるか(程度や頻度)
7.健康診断を積極的に受けているか
8.健康に対する情報の入手方法
9. 家族の生活習慣病に対する知識の有無と理解の程度
10. ライフスタイル、1日の過ごし方
11.住居環境
12.職業、作業内容
13.食習慣(脂肪、塩分、糖分の普段の摂取量)
14. 喫煙の有無、喫煙歴、1日の数本数
15. 飲酒の有無、頻度、量、種類
16. 内服している薬の有無
17.食事量、過食やダイエットの有無、体重の増減
18. 排便状況
19.皮膚、口腔内、頭皮、爪の状態。
20.睡眠時間
21. ソーシャルサポートは活用しているか

T-P
1.話しやすい姿勢で関わる

<無関心期>
2.健康管理について、 行動変容できるように支援する
-患者に自分のライフスタイルの良いところと悪いところについて考えることを提案する
-健康行動のメリットを説明する

<関心期>
3.健康管理について、 行動変容できるように支援する
-自身の健康行動不足を認め、 変容後の自分をポジティブにイメージする事を勧める
-健康管理について自己管理できない原因を一緒に考える
-うまく出来るという自信を持ってもらう
-行動することを周りに宣言する様に勧める

<準備期>
4.健康管理について、 行動変容できるように支援する
-対象者のセルフマネジメント能力と家族のサポート能力に応じた目標を考える
-症状に関連した複数の解決策を考え、対象者に何を行うか選択してもらう

<維持期>
5.健康管理について、 行動変容できるように支援する
-取り組んでいる行動について、出来ているところを認めて褒める
-必要な場合には家族や職場の協力が得られるように働きかけを行う

E-P
1.生活習慣病予防の大切さを説明する
-喫煙が健康に与える影響を説明する
-アルコール過剰摂取による健康への影響を説明する
-バランスのとれた栄養摂取を心掛ける様に説明する
-必要な場合はカロリー制限を行い、適正な体重を維持する様に説明する
-運動を行うメリットを説明する
-排便を促す方法を説明する(適度な運動、水分摂取、食事内容の調整、腹部マッサージなど)
-皮膚や口腔内の清潔を保つ必要性を説明する(手洗いやうがいの必要性やその方法)
2. 運動などストレス発散方法の大切さを説明する
3.健康教室や相談窓口の活用方法を説明する
4. ソーシャルサポートの活用方法を説明する

 


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