食事の際は、食べやすく安全な環境が整っているか、患者さんがどこまで自分で食事を行えるかを確認します。

食事環境を確認する
食事をおいしく安全にとるためには、患者さんの状態に合った食事環境が重要です。
食事環境については、以下の項目を確認します。
・テーブル・椅子:患者さんの体格に合った高さや位置になっているか。
・車椅子の場合:車椅子で安定した食事姿勢をとれるか、足を床や足台につけられるかなど。
・食器・自助具:食器や食具の大きさや形が患者さんに合っているか、自助具を使用することで食べやすくなるか。
・食事の空間:食事に集中しやすい環境か、周囲が整理されているか、気になる臭気がないか。
・食事時間:適切な時間か。
・食べ物の工夫:味、香り、温度、形態、量、献立、調理方法、盛り付けなどが患者さんに合っているか。
食事の自立度を確認する
食事を行う際は、食事を認識する、姿勢を保つ、食器や食具を適切に使う、食べ物を口へ運ぶ、飲み込むなど、さまざまな動作が必要です。
食事の自立度については、以下の項目を確認します。
・認知機能:食べ物を認識できるか。
・姿勢保持能力:安定した座位を保てるか、頭や首を保持できるか。
・上肢の運動機能:手指の動きや握力、関節の動き、麻痺やしびれの有無、食器や食具を操作できるか。
・嚥下:飲み込みの様子、むせ、咳などがないか。
・食事のペース:適切な食事のペースを保てるか。
自分でできる動作と介助が必要な動作を確認し、患者さんの自立度に合わせて支援します。
詳しい嚥下のしくみや観察については、別の記事で紹介します。
まとめ
・食事の観察では、患者さんが食べやすく安全な環境が整っているか、どこまで自分で食事を行えるかを確認します。
・食事環境は、テーブル・椅子、車椅子、食器・自助具、食事の空間、食事時間、食べ物の工夫などを確認します。
・食事の自立度は、認知機能、姿勢保持能力、上肢の運動機能、嚥下、食事のペースなどを確認します。
・自分でできることと介助が必要なことを確認し、患者さんの自立度に合わせて支援します。
参考文献
摂食嚥下障害患者に対する捕食から嚥下までの介助|日本摂食嚥下リハビリテーション学会
体位・頭頸部姿勢の調整|日本摂食嚥下リハビリテーション学会
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