ロコモティブシンドローム(運動器症候群)は、骨、関節、筋肉、神経などの運動器に問題が起こり、立つ、歩くといった移動機能が低下した状態です。
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)は、一般に「ロコモ」と呼ばれます。
ロコモにつながる主な要因
ロコモには、運動不足による筋力やバランス能力の低下、骨粗鬆症、骨折、変形性関節症、脊椎疾患、サルコペニア、痛みやしびれ、肥満や低栄養などが関係します。
例えば、運動器に問題が起こると移動機能が低下し、転倒や活動量の低下につながります。また、活動量が低下することで筋力がさらに低下し、移動機能の低下が進むという悪循環が生じます。
このように、運動器の問題によって立つ、歩くなどの移動機能が低下した状態がロコモです。
ロコモの評価
ロコモかどうかや進行度を判定する方法として「ロコモ度テスト」があります。
ロコモ度テストは、次の3つで評価します。
・立ち上がりテスト:下肢筋力を確認する
・2ステップテスト:歩幅を確認する
・ロコモ25:身体の状態や生活状況を確認する
3つのテストのうち1つでも基準に該当するとロコモと判定し、該当した中で最も進行したロコモ度を判定結果とします。
ロコモ度1
移動機能の低下が始まっている状態です。
・立ち上がりテスト:どちらか一方の脚で40cmの台から立ち上がれないが、両脚で20cmの台から立ち上がれる
・2ステップ値:1.1以上1.3未満
・ロコモ25:7点以上16点未満
ロコモ度2
移動機能の低下が進行している状態です。
・立ち上がりテスト:両脚で20cmの台から立ち上がれないが、30cmの台から立ち上がれる
・2ステップ値:0.9以上1.1未満
・ロコモ25:16点以上24点未満
ロコモ度3
移動機能の低下が進行し、社会参加に支障をきたしている状態です。
・立ち上がりテスト:両脚で30cmの台から立ち上がれない
・2ステップ値:0.9未満
・ロコモ25:24点以上
立ち上がりテスト、2ステップテスト、ロコモ25の詳しい実施方法は、日本整形外科学会の「ロコモ度テスト」をご確認ください。

まとめ
・ロコモは、運動器の問題によって立つ、歩くなどの移動機能が低下した状態です。
・筋力やバランス能力の低下、骨粗鬆症、骨折、変形性関節症、脊椎疾患、サルコペニアなどが関係します。
・ロコモ度テストでは、立ち上がりテスト、2ステップテスト、ロコモ25を用いてロコモの有無や進行度を判定します。
参考文献
ロコモティブシンドローム(ロコモ)とは|公益社団法人 日本整形外科学会
ロコモを知ろう|ロコモONLINE・日本整形外科学会
ロコモ度判定方法|ロコモONLINE・日本整形外科学会
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