コピペでかんたん立案!非効果的健康管理:安定狭心症の看護計画

健康知覚-健康管理パターン

定義

非効果的健康管理とは、疾患によって医療処置・症状の管理・身体機能の維持などを必要とする患者やその家族が必要な処置やケアを行うことが困難あるいは不十分であり、望む生活ができない状態をいう。

「非効果的健康維持」と「非効果的健康管理」の使い方の違い

「非効果的健康維持」は喫煙、運動不足や過食・偏食などの不健康な生活習慣を変えたいと願っている個人に用いられ、発病を予防するための1次予防の場合に使用する。

「非効果的健康管理」は、すでに疾患があり、治療や生活調整を継続するための知識・技術・支援が必要な患者に使用する。

看護計画

※本記事の看護計画は、安定狭心症として外来または回復期に治療を継続している患者の自己管理・二次予防を対象としています。胸部症状の増悪や安静時症状など、急性冠症候群が疑われる場合は、急性期の評価と対応を優先してください。

疾患:
既往歴:
治療内容:

目標

狭心症症状の変化に気づき、適切に対処できる
再発・進展予防のための自己管理を継続できる
必要な支援を受けながら治療と生活を両立できる

O-P

1.疾患、治療内容
-安定狭心症の診断、治療経過、狭心症症状の有無
-薬物療法、経皮的冠動脈インターベンション(PCI)、冠動脈バイパス術(CABG)の実施歴
-医師から説明されている活動量、運動療法、食事療法、受診間隔
2.既往歴、併存疾患
-高血圧、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病、脳血管疾患、末梢動脈疾患など
3.胸部症状・症状増悪に対する患者の認識
-過去に経験した胸部圧迫感、絞扼感、胸痛、放散痛、息切れ、動悸などの自覚
-再発・増悪時に、症状の部位、性状、強さ、発症時刻、誘因、持続時間、休息や処方された硝酸薬による変化を把握し、医療者へ伝えられるか
-症状の頻度増加、軽い労作や安静時での出現、持続時間の延長がみられた場合に、早めに相談・受診する必要性を理解しているか
4.バイタルサイン、SpO2
5.ADL・IADL、活動量、運動習慣
-日常生活で胸部症状や息切れが出現する場面
-心臓リハビリテーションの実施状況、運動処方の理解、継続状況
6.服薬状況、服薬管理状況
-抗血小板薬、脂質低下薬、抗狭心症薬、降圧薬などの内容、内服時刻、飲み忘れ
-自己判断による休薬、減量、指示されていない追加内服の有無
-硝酸薬の携帯状況、使用方法の理解、使用後の効果
-抗血小板薬使用時の出血兆候(鼻出血、歯肉出血、皮下出血、血尿、黒色便など)の有無
7.危険因子の管理状況
-血圧、脂質、血糖、体重の管理状況
-喫煙、受動喫煙、飲酒の有無
-食事内容、塩分・脂質の摂取状況
8.排便状況、便秘の有無
9.睡眠状況、休息状況
10.ストレスの有無、対処方法
11.疾患、治療、生活上の注意点について誰にどのように説明されているか
12.疾患、治療に対する受け止め方、不安に思っていること
13.セルフマネジメントの内容
-症状、血圧、脈拍、体重などの記録状況
-症状出現時の対処方法と受診・相談の判断
14.生活状況
-1日の過ごし方
-食生活
-職業、通勤、家事、介護などの負担
-自宅・地域の環境
-経済状況
15.家族のサポートの有無、状況
16.家族の知識、理解
17.ソーシャルサポート(社会的支援)の活用状況
-情緒的サポート:共感や愛情の提供
-道具的サポート:形のある物やサービスの提供
-情報的サポート:問題の解決に必要なアドバイスや情報の提供
-評価的サポート:肯定的な評価の提供

T-P

1.患者の思いに寄り添い、尊重した態度で接する
2.患者が胸部症状や生活上の困りごとを表出できるように傾聴する
3.胸部症状の誘因、経過、休息や処方された硝酸薬による変化を整理できるように支援する
4.症状の頻度増加、軽い労作での出現、安静時の出現、持続時間の延長がみられる場合は、速やかに医師へ報告・相談する
5.確実に服薬できるように、患者の生活に合わせた内服管理方法を検討する
6.処方された硝酸薬を携帯し、使用方法と保管方法を確認できるように支援する
7.抗血小板薬を使用している場合は、出血兆候の有無を確認し、自己判断で休薬・減量しないように支援する
8.医師・管理栄養士と連携し、治療方針に基づいた食事療法を継続できるように支援する
9.禁煙支援を行い、必要時は禁煙外来や地域資源につなぐ
10.医師の指示と心臓リハビリテーションの運動処方に基づき、安全に活動量を広げられるように支援する
11.便秘予防のため、排便習慣、食事、活動量を整え、水分摂取量は水分制限の指示を確認して調整し、必要時は緩下薬使用を検討する
12.血圧、脈拍、体重、症状の記録方法を患者と確認し、受診時に活用できるようにする
13.患者と家族が症状出現時の対応と医療機関への連絡方法を共有できるように支援する
14.多職種と連携し、仕事、家事、通勤、経済面を含めた退院後の生活調整を行う
15.定期受診、心臓リハビリテーション、地域の支援制度を継続できるように調整する

E-P

1.安定狭心症についてパンフレットを用いて以下を説明する
-現在の病状、治療目的、再発・進展予防の必要性
-胸部圧迫感、胸痛、息切れ、動悸などの症状の変化を記録する必要性
-処方された硝酸薬の携帯方法、使用方法、保管方法
-胸部症状が休息や処方された硝酸薬で改善しない、悪化する、または安静時に出現する場合は、自己判断で様子をみず、主治医から指示された緊急時の連絡方法に従い、救急要請または医療機関へ連絡する
-処方された抗血小板薬、脂質低下薬、抗狭心症薬、降圧薬などは、自己判断で休薬・減量しない
-抗血小板薬使用時は、鼻出血、歯肉出血、皮下出血、血尿、黒色便などの出血兆候に注意し、気になる症状は医療者へ相談する
-血圧、脂質、血糖、体重の管理方法
-食事療法は、医師・管理栄養士から指示された内容を継続する
-禁煙の必要性、過量飲酒を避けること
-医師の指示と運動処方に基づく心臓リハビリテーション、活動と休息の調整
-便秘を予防し、排便時に強くいきまないこと
-定期受診を継続し、症状や生活上の困りごとを医療者へ伝えること
2.家族に、患者の症状出現時の対応、服薬、生活調整への協力方法を説明する
3.かかりつけ医、心臓リハビリテーション施設、地域資源の活用方法について説明する
4.災害時に備え、内服薬の予備、薬剤情報、お薬手帳、連絡先を準備する必要性について説明する

参考サイト

心不全の検査 看護Roo!
心音の聴取 佐野内科ハートクリニック
循環器ガイドラインシリーズ 一般社団法人 日本循環器学会
心不全の看護|原因、種類、診断、治療
心不全を疑う方のQ&A 日本心不全ネットワーク
心不全手帳 一般社団法人 日本心不全学会
運動療法を紹介 特定非営利活動法人日本心臓リハビリテーション学会

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