コピペでかんたん立案!皮膚統合性障害:消化管ストーマ周囲の皮膚障害(リスク状態)の看護計

健康知覚-健康管理パターン

消化管ストーマは、手術によって結腸または回腸を腹壁へ開口し、便やガスを体外へ排出するためにつくられた排泄口である。
結腸を用いたストーマをコロストミー、回腸を用いたストーマをイレオストミーといい、一時的または永久的に造設される。
ストーマには排泄を調節する括約筋がないため、ストーマ装具を装着する。
ストーマ造設後は、排泄物の処理、ストーマと周囲皮膚の観察、装具交換などを継続して行う必要がある。

定義

消化管ストーマ周囲皮膚障害とは、便の漏れや長時間の接触、装具の不適合、粘着剤の剥離刺激、圧迫、摩擦、感染、アレルギーなどにより、消化管ストーマ周囲皮膚に発赤、浸軟、びらん、表皮剥離、疼痛などが生じた状態をいう。

消化管ストーマ周囲皮膚障害リスク状態とは、これらの要因により消化管ストーマ周囲皮膚障害が生じる危険が高い状態をいう。

看護計画

疾患:
既往歴:
治療内容:

目標

消化管ストーマ周囲の発赤、浸軟、びらんなどの皮膚障害が改善する
便漏れや装具による刺激を防ぎ、消化管ストーマ周囲の皮膚を良好な状態に保てる(リスク状態)

O-P

1.消化管ストーマの種類
-結腸ストーマ、回腸ストーマ
-単孔式、双孔式など
-一時的ストーマ、永久的ストーマ
2.ストーマの状態
-部位、大きさ、形、高さ、色調、浮腫の有無
-ストーマ粘膜皮膚接合部の状態
3.装具の適合状況
-使用している装具の種類
-面板の開口部とストーマの大きさの適合状況
-腹部のしわ、くぼみ、膨らみの有無と程度
-面板の密着状態、浮き、しわ、剥がれの有無
-装具による圧迫、摩擦の有無
4.皮膚保護剤の溶解、膨潤、崩れの有無、部位と程度
5.粘着剤による皮膚トラブル、アレルギーの有無
6.便の漏れの有無、部位、程度
7.ストーマ周囲皮膚の状態
-皮膚障害の部位、範囲、程度(発赤、浸軟、びらん、表皮剥離、出血、浸出液など)
-皮膚障害に伴う症状の有無(疼痛、掻痒感、熱感など)
8.食事摂取量、水分摂取量、食事・水分制限の有無
9.便の量、色、性状、臭気、粘液、出血の有無
10.パウチ内の便の処理方法、処理頻度
11.パウチの膨らみ、フィルターの使用状況
12.消化管ストーマに対する受け入れ状況
13.消化管ストーマに関する知識
14.消化管ストーマ周囲皮膚障害に関する知識
15.セルフケア状況
-パウチ内の便の処理方法・処理頻度
-装具交換の方法・手技・交換の間隔
-ストーマと周囲皮膚の保清方法
-便漏れが生じた場合の対応
-自立度、困難なこと
16.家族の支援状況
17.ソーシャルサポート(社会的支援)の活用状況

T-P

1.(  )日に(  )回、消化管ストーマ周囲皮膚を評価する(ABCD-Stoma)
2.腹部、ストーマ、便の性状と排出状況に応じて適切な消化管ストーマ装具を検討する
3.皮膚の状態、便漏れの状況、装具交換方法を記録に残し、同一のケアができるようにする
4.面板の開口部はストーマの大きさに合わせ、便がストーマ周囲皮膚に接触しないように調整する
5.装具を交換するときは、皮膚保護剤の溶解・膨潤・崩れを確認して交換間隔を検討する
6.装具をはがすときは、粘着剥離剤を使用し、皮膚を押さえながら優しくはがす
7.ストーマ周囲皮膚は、刺激の少ない洗浄剤の泡で優しく洗浄し、十分に乾燥させる
8.装具交換時はガーゼなどで便を受け、便がストーマ周囲皮膚へ長時間接触しないようにする
9.水様便や便漏れがある場合は、便の性状、排出量、装具の適合を確認する
10.便漏れが生じた場合は速やかに装具を交換し、漏れの原因と装具の適合を確認する
11.便の性状や排出状況に応じて排便コントロールを行う
12.ストーマ周囲皮膚の状態に応じて皮膚保護剤を使用する
13.医師の指示に基づいて外用薬を塗布する
14.食事・水分制限の有無と全身状態を確認し、指示された範囲で必要な栄養と水分を摂取できるように援助する
15.パウチ内の便やガスを適切な時期に処理し、装具の重みによる剥がれや皮膚への負担を軽減する
16.消化管ストーマに対する思いや不安を傾聴する
17.消化管ストーマの受け入れ状況に応じてストーマを見る、触れる、ケアに参加する機会を本人のペースに合わせて段階的に設ける
18.ストーマ周囲皮膚障害の改善・予防に必要なセルフケアをできる部分から実施できるように援助する
-パウチ内の便やガスを適切な時期に処理する
-適切な方法と間隔で装具を交換する
-ストーマと周囲皮膚を清潔に保つ
-便漏れが生じた場合は速やかに装具を交換する
19.ソーシャルサポート(社会的支援)を紹介する

E-P

1.消化管ストーマの観察方法について説明する
-色、大きさ、形、高さ
-ストーマ粘膜皮膚接合部の状態
2.ストーマ周囲皮膚の観察方法について説明する
-発赤、浸軟、びらん、表皮剥離、出血、浸出液の有無
-疼痛、掻痒感、熱感の有無
3.消化管ストーマ装具、皮膚保護剤、ストーマ用品の種類と使用方法について説明する
4.装具をはがすときは、皮膚を押さえながら優しくはがすことを説明する
5.ストーマ周囲皮膚を優しく洗浄し、十分に乾燥させてから装具を貼付することを説明する
6.外用薬は自己判断で使用せず、医師の指示に基づいて使用することを説明する
7.食事・水分制限の有無に応じて、指示された範囲で必要な食事と水分を摂取することを説明する
8.便の量、色、性状、臭気、粘液、出血の観察方法について説明する
9.パウチ内に便やガスがたまりすぎる前に処理し、装具への重みを軽減することを説明する
10.便が漏れた場合は、放置せず速やかに装具を交換することを説明する
11.水様便が続く場合は、便の排出量を確認し、医療者へ相談することを説明する
12.発赤、浸軟、びらん、疼痛、便漏れを繰り返す場合は、医療者へ相談することを説明する
13.ソーシャルサポート(社会的支援)の活用方法について説明する

参考サイト

ストーマについて|公益社団法人 日本オストミー協会
ストーマ種類別の特徴|公益社団法人 日本オストミー協会
ストーマ装具について|公益社団法人 日本オストミー協会
ストーマケアについて|一般社団法人 日本創傷・オストミー・失禁管理学会
ABCD-Stoma®ケア|一般社団法人 日本創傷・オストミー・失禁管理学会
日本語版 The Ostomy Skin Tool|一般社団法人 日本創傷・オストミー・失禁管理学会
ストーマ(人工肛門・人工膀胱)を設けた人のセルフケア|国立がん研究センター中央病院

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