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聴覚障害を評価する領域
ゴードンの機能的健康パターン:認知-知覚パターン
ヘンダーソンの14の基本的欲求:他者とのコミュニケーションを持ち、情動、ニード、恐怖、意見などを表出する
聴覚障害とは
聴覚障害とは、外耳・中耳・内耳・聴神経・脳のいずれかに障害が生じて音の伝達が損なわれる事で、音の知覚や識別が困難または消失した状態を言う。
聴覚障害の分類
聴覚障害は伝音性難聴・感音性難聴・混合性難聴で分類される事が多いが、なんでなんだナーシングでは聴覚情報処理障害(APD)と心因性難聴を追加した。
伝音性難聴
外耳~中耳に障害が生じて、内耳に音が伝わりにくくなる事によって起きる難聴。
感音性難聴
内耳(蝸牛)や聴神経障害が生じて、音が正常に伝達されない事によって起きる難聴。
混合性難聴
伝音性難聴と感音性難聴が同時に存在する難聴。
聴覚情報処理障害(APD)
聴覚器官(耳)で音が正常に感知されても、脳が音を適切に処理できないため、言葉の理解や音の識別が困難になる状態。
心因性難聴
精神的・心理的な要因により、器質的な障害はないにも関わらず音が聞こえにくくなったまたは消失したと感じる状態。
聴覚情報処理障害(APD)はさらに以下の6つに分類される。
聴覚認識障害
音声や言葉を認識できるが、意味を理解することが難しい状態。特に、複雑な音や言語情報の処理に困難を伴う。
言語処理障害
言葉の音を聴き取ることは可能だが、言語情報の分析や意味の理解、速やかな反応が難しい状態。
聴覚的注意障害
特定の音や会話に注意・集中することが困難であり、特に複数の音が混在する環境で必要な音を選び取ることができない状態。
聴覚記憶障害
聴覚的な情報を短期的または長期的に保持し再生することが困難であり、音声指示や情報の追跡に問題が生じる。
聴覚分別障害
似た音を区別する能力に障害があり、音韻的な違いの識別が難しいことが特徴。
音響過敏症(音に対する過剰反応)
特定の音に対して感受性が過度に高く、不快感やストレスを強く感じ、日常生活に影響を及ぼすことがある。
聴覚障害に必須の情報収集項目
聴覚障害の原因
聴覚障害となってから現在までの経過
聴覚障害の程度
コミュニケーション方法(手話、口話、ジェスチャー、筆談など)
補聴器の使用状況
障害の随伴症状の有無と程度(耳鳴り、めまい、悪心、ボディイメージの混乱、自尊感情の低下、不安、イライラ、抑うつ、悲嘆感情、社会とのつながりの狭小化、身体損傷リスク)
ストレスの有無、程度
聴覚の評価に関するデータ(標準純音聴力検査、自記聴力検査、SISI検査、語音聴力検査、聴性脳幹反応検査、ティンパノグラムなど)
聴覚障害に対する治療の有無(薬物療法(抗生物質、副腎皮質ステロイド薬など)、聴覚リハビリテーション(補聴器での言語聴覚訓練、手話など)外科的治療、人工内耳など)
聴覚障害に対する治療の効果
サポートに対する家族の知識
聴覚障害に対する患者や家族の反応
聴覚障害のアセスメント定型文
アセスメントの基本的な流れと書き方
アセスメントの基本的な流れと書き方は次の様になります。
1.患者の状態の判断
【患者の情報】から患者の状態は適切ではない・異常である(正常ではない)。
2.根拠の記載
判断した患者の状態は【判断した根拠や理由】によって生じている。
3.実在型問題の記載
現在、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】により【実在型】の看護問題が起きており、【実在型】の看護問題を挙げる。
現在、【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】の随伴症状により【実在型】の看護問題が起きており、【実在型】の看護問題を挙げる。
4.今後の見通し、リスク型問題の記載
今後、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】により 【リスク型】の看護問題が起きる可能性があり、【リスク型】の看護問題を挙げる。
今後、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】の随伴症状により【リスク型】の看護問題が起きる可能性があり、【リスク型】の看護問題を挙げる。
作成の方法
・1~4をつなぎ合わせてアセスメントを作成してください。
・【 】の中には具体的な内容を記入するか、項目の中から選択してください。
・( )は表現の言い換えになります。両方または使いやすい方を選択してください。
1.患者の状態の判断
■患者の状態
Aさんは【いつから】、【聴覚障害となった時の状況を記入】となり、【聴覚障害が生じてから現在までの経過を記入】。現在は【聴覚障害の詳しい状況を記入】である。
検査データは【異常な検査データ、画像などの結果を記入】である。
■介入の有無
聴覚障害に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われている。
聴覚障害に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われているが効果は十分ではない。
聴覚障害に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われており【効果を具体的に記入】。
■患者・家族の思い、認識
Aさん(Aさんの家族)は聴覚障害について【患者の反応(家族の反応)】と【話している、認識している】。
■適切・不適切の判断
(ゴードンの場合)
これらの事から、聴覚障害に伴う弊害が見られている状態は適切な状態とは言えない。
(ヘンダーソンの場合)
これらの事から、聴覚障害に伴う弊害が見られている状態は異常な状態である。(正常な状態とは言えない。)
2.根拠の記載
■外耳道の狭窄・閉塞による聴覚障害(伝音性難聴)
この【聞こえにくさ、耳閉感、音の歪み、耳鳴り】は外耳道内に【異物が入った、耳垢が蓄積した】事によって音の伝達が妨げられている事で生じている。
■外耳炎による聴覚障害(伝音性難聴)
この【聞こえにくさ、耳の痛み】は【耳を掻いた事、外傷】により外耳にできた傷に【細菌、ウイルス】が感染して炎症が生じ、外耳が腫脹した事によって音の伝達が妨げられている事で生じている。
■急性中耳炎による聴覚障害(伝音性難聴)
急性中耳炎
この【聞こえにくさ、耳閉感、耳の痛み、難聴、耳鳴り、音の歪み、耳漏、発熱】は【細菌、ウイルス】感染により、中耳に炎症が生じて鼓膜の振動が障害された事によって音の伝達が妨げられている事で生じている。
滲出性中耳炎
この【聞こえにくさ、耳閉感、難聴、耳鳴り、音の歪み、耳漏】は【細菌、ウイルス】感染により中耳に炎症が生じた後、鼓膜の内側に貯留液が残って鼓膜の振動が障害された事によって音の伝達が妨げられている事で生じている
……アセスメントの続きは【なんでなんだナーシング×note】で見る事ができます。
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その他の根拠一覧
■慢性中耳炎による聴覚障害(伝音性難聴)
■中耳腫瘍による聴覚障害(伝音性難聴)
■鼓膜の異常による聴覚障害(伝音性難聴)
■耳管障害による聴覚障害(伝音性難聴)
■耳硬化症による聴覚障害(伝音性難聴)
■加齢性難聴(老人性難聴)による聴覚障害(感音性難聴)
■騒音性難聴(音響外傷)による聴覚障害(感音性難聴)
■薬剤性難聴による聴覚障害(感音性難聴)
■遺伝性難聴による聴覚障害(感音性難聴)
■メニエール病による聴覚障害(感音性難聴)
■急性内耳炎による聴覚障害(感音性難聴)
■外リンパ瘻による聴覚障害(感音性難聴)
■腫瘍性難聴による聴覚障害(感音性難聴)
■突発性難聴による聴覚障害(感音性難聴)
■脳の損傷による聴覚障害(聴覚情報処理障害(APD))
■脳腫瘍による聴覚障害(聴覚情報処理障害(APD))
■脳炎による聴覚障害(聴覚情報処理障害(APD))
■脳血管障害による聴覚障害(聴覚情報処理障害(APD))
■てんかんによる聴覚障害(聴覚情報処理障害(APD))
■自閉症スペクトラム障害(ASD)による聴覚障害(聴覚情報処理障害(APD))
■注意欠陥多動性障害(ADHD)による聴覚障害(聴覚情報処理障害(APD))
■心因性の聴覚障害(心因性難聴)
※根拠の記載、看護問題の記載、関連する看護計画、参考サイトの具体的な内容は以下のサンプル記事を参照ください。
その他のお役立ちコンテンツ
-看護実習のすべてがわかる!-なんでなんだの看護過程ガイドブック
情報収集
しっかり整理整頓!情報収集の素:ゴードンの機能的健康パターン
しっかり整理整頓!情報収集の素:ヘンダーソンの看護の基本となるもの