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出血傾向(易出血状態)を評価する領域
ゴードンの機能的健康パターン:健康知覚-健康管理パターン、栄養-代謝パターン、排泄パターン、運動-活動パターンなど
ヘンダーソンの14の基本的欲求:適切に飲食する、移動する、好ましい肢位を保持する、環境の危険因子を避け、また、他者を傷害しないなど
出血傾向(易出血状態)とは
出血傾向(易出血状態)とは、血管、血小板、凝固因子などの先天的または後天的に起こる異常によって出血しやすい、あるいは止血困難を呈する状態である。
出血傾向(易出血状態)のメカニズムや検査データは以下のサイトを参照してください。
出血・出血傾向に関するQ&A 看護roo!
出血に関する分類はさまざまな視点があるが、以下のように簡単にまとめた。
1.出血部位による分類
表在性出血:皮膚や粘膜など、体表面近くからの出血。
深部性:筋肉や関節など、体の奥深くの組織内で起こる出血。
2.出血のしかたによる分類①
外出血:鼻出血、吐血、下血など体外に流れる出血。
内出血:皮下出血、頭蓋内出血など体内に留まる出血。
3.出血のしかたによる分類②
点状出血:直径2mm以下の小さな点状の出血。
斑状出血:直径1~10mmの出血。
出血班:10mm以上の出血。発生直後は赤く、次第に皮膚が紫色に変化する。
血腫:血管の破裂により生じるコブ状の出血。大きな血腫は血管や神経を圧迫し、さまざまな症状を引き起こすことがある。
後出血:小さな傷でも完全に止血されない場合や血圧の変動により、持続的に出血したり再出血が見られること。
出血傾向(易出血状態)の原因は以下の4つに大別される
1.血管の脆弱性
血管自体の構造的な脆弱性や炎症などにより出血しやすくなる。
2.血小板の減少または機能異常
血小板の減少や機能不全により止血が困難になる。
3.凝固因子の欠乏またはインヒビターの存在
血液凝固に関与する因子が不足したり、それを妨げる物質(インヒビター)が存在することで、止血が困難になる。
4.血栓溶解(線溶)の亢進
本来、血栓を溶かす働きである線溶系が過剰に活性化することで、血栓が形成されにくくなり、止血が困難になる。
出血傾向(易出血状態)に必須の情報収集項目
既往歴、家族歴
出血傾向(易出血状態)の原因
出血傾向(易出血状態)となってから現在までの経過
出血を誘発する因子の有無(外傷、打撲、圧迫、摩擦、創傷など)
出血部位、出血のしかた
出血の頻度、量、色
全身状態、バイタルサイン
出血傾向(易出血状態)の随伴症状の有無と程度(出血部位の熱感・腫脹・痛み・不快感、貧血、ボディイメージの変化、不安など)
出血傾向(易出血状態)に関する検査データ(血液検査(血小板数、凝固因子、凝固能、線溶能など)、尿潜血検査、便潜血検査など)
出血傾向(易出血状態)に対する治療の有無(安静療法、薬物療法、補充療法、外科的介入など)
出血傾向(易出血状態)に対する治療の効果
出血傾向(易出血状態)に対する患者や家族の反応
出血傾向(易出血状態)のアセスメント定型文
アセスメントの基本的な流れと書き方
アセスメントの基本的な流れと書き方は次の様になります。
1.患者の状態の判断
【患者の情報】から患者の状態は適切ではない・異常である(正常ではない)。
2.根拠の記載
判断した患者の状態は【判断した根拠や理由】によって生じている。
3.実在型問題の記載
現在、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】により【実在型】の看護問題が起きており、【実在型】の看護問題を挙げる。
現在、【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】の随伴症状により【実在型】の看護問題が起きており、【実在型】の看護問題を挙げる。
4.今後の見通し、リスク型問題の記載
今後、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】により 【リスク型】の看護問題が起きる可能性があり、【リスク型】の看護問題を挙げる。
今後、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】の随伴症状により【リスク型】の看護問題が起きる可能性があり、【リスク型】の看護問題を挙げる。
作成の方法
・1~4をつなぎ合わせてアセスメントを作成してください。
・【 】の中には具体的な内容を記入するか、項目の中から選択してください。
・( )は表現の言い換えになります。両方または使いやすい方を選択してください。
1.患者の状態の判断
■患者の状態
Aさんは【いつから】、【出血傾向(易出血状態)となった時の状況を記入】となり、【出血傾向(易出血状態)となってから現在までの経過を記入】。現在は【出血傾向(易出血状態)の詳しい状況を記入】である。
検査データは【異常な検査データ、画像などの結果を記入】である。
■介入の有無
出血傾向(易出血状態)に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われている。
出血傾向(易出血状態)に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われているが効果は十分ではない。
出血傾向(易出血状態)に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われており【効果を具体的に記入】。
■患者・家族の思い、認識
Aさん(Aさんの家族)は出血傾向(易出血状態)について【患者の反応(家族の反応)】と【話している、認識している】。
■適切・不適切の判断
(ゴードンの場合)
これらの事から、出血傾向(易出血状態)に伴う弊害が見られている状態は適切な状態とは言えない。
(ヘンダーソンの場合)
これらの事から、出血傾向(易出血状態)に伴う弊害が見られている状態は異常な状態である。(正常な状態とは言えない。)
2.根拠の記載
■加齢による出血傾向(易出血状態)(血管の脆弱性)
この【出血傾向(易出血状態)、点状出血、老人性紫斑】は加齢によって血管の硬化性変化、血管を覆う内皮細胞の障害、皮下組織の脆弱化が起きたことで生じている。
■クッシング症候群による出血傾向(易出血状態)(血管の脆弱性)
この【出血傾向(易出血状態)、点状出血、紫斑】は副腎皮質ホルモン(コルチゾール)の過剰分泌によりタンパク質合成が抑制され、血管壁の脆弱化、血管の弾力性の低下、皮膚の菲薄化が起きたことで生じている。
■ステロイド薬(副腎皮質ホルモン)による出血傾向(易出血状態)(血管の脆弱性)
この【出血傾向(易出血状態)、ステロイド紫斑】は副腎皮質ホルモン(コルチゾール)の長期使用によりタンパク質合成が抑制され、血管壁の脆弱化、血管の弾力性の低下、皮膚の菲薄化が起きたことで生じている。
……アセスメントの続きは【なんでなんだナーシング×note】で見る事ができます。
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その他の根拠一覧
■オスラー病(遺伝性出血性毛細血管拡張症)による出血傾向(易出血状態)(血管の脆弱性)
■壊血病(ビタミンC欠乏症)による出血傾向(易出血状態)(血管の脆弱性)
■腸粘膜の破壊による出血傾向(易出血状態)(血管の脆弱性)
■急性白血病による出血傾向(易出血状態)(血小板の減少または機能異常)
■再生不良性貧血による出血傾向(易出血状態)(血小板の減少または機能異常)
■全身性エリテマトーデス(SLE)による出血傾向(易出血状態)(血小板の減少または機能異常)
■フォン・ヴィレブランド病による出血傾向(易出血状態)(血小板の減少または機能異常)
■慢性腎不全に伴う出血傾向(易出血状態)(血小板の減少または機能異常)
■特発性血小板減少性紫斑病(ITP)による出血傾向(易出血状態)(血小板の減少または機能異常)
■溶血性尿毒症症候群(HUS)(血小板の減少または機能異常)
■血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)(血小板の減少または機能異常)
■播種性血管内凝固症候群(DIC)による出血傾向(易出血状態)(血小板の減少または機能異常)
■抗がん剤に伴う骨髄抑制による出血傾向(易出血状態)(血小板の減少または機能異常)
■抗血小板薬による出血傾向(易出血状態)(血小板の減少または機能異常)
■血友病による出血傾向(易出血状態)(凝固因子の欠乏またはインヒビターの存在)
■肝疾患による出血傾向(易出血状態)(凝固因子の欠乏またはインヒビターの存在)
■ビタミンK欠乏症による出血傾向(易出血状態)(凝固因子の欠乏またはインヒビターの存在)
■自己免疫性凝固因子欠乏症による出血傾向(易出血状態)(凝固因子の欠乏またはインヒビターの存在)
■抗凝固薬による出血傾向(易出血状態)(凝固因子の欠乏またはインヒビターの存在)
■プラスミンインヒビター欠損による出血傾向(易出血状態)(血栓溶解(線溶)の亢進)
■線溶亢進型DICによる出血傾向(易出血状態)(血栓溶解(線溶)の亢進)
■免疫細胞性アミロイドーシス(ALアミロイドーシス)による出血傾向(易出血状態)(血栓溶解(線溶)の亢進)
■線溶療法による出血傾向(易出血状態)(血栓溶解(線溶)の亢進)
※根拠の記載、看護問題の記載、関連する看護計画、参考サイトの具体的な内容は以下のサンプル記事を参照ください。
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