なんでなんだナーシングの使い方は以下の様な流れになっています。サイトを使う際にご活用ください。 なんでなんだナーシングの計画は以下の様な流れになっています。計画を調べる際にご活用ください。
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アセスメント(評価)ってなにを書けばいいの?
「あっという間にすぐ書ける!○○のらくらくアセスメント」は、誰でもすぐに質の高いアセスメントができる様に作成しています。アセスメントに関する詳しい内容はなんでなんだの看護過程ガイドブックを参照ください。また、しっかり整理整頓!情報収集の素、もっと楽々コピペで立案!標準看護計画&症状別看護計画、サクッとまるわかり!疾患別看護診断と一緒に使うとより効果的にご活用いただけます。
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情報収集
しっかり整理整頓!情報収集の素:ゴードンの機能的健康パターン
しっかり整理整頓!情報収集の素:ヘンダーソンの看護の基本となるもの
抑うつを評価する領域
ゴードンの機能的健康パターン:自己知覚-自己概念パターン
ヘンダーソンの14の基本的欲求:遊ぶ、あるいは、ある種のレクリエーションに参加する
抑うつとは
抑うつ状態とは、米国精神医学会DSM-5にある9項目のいずれかに当てはまった状態を言う。
うつ病:以下の3つの条件に当てはまればうつ病となる。
・米国精神医学会が作成したDSM-5にある9項目のうち、「気分が憂うつである」「興味、関心、やりがい等の減退がある」の両方またはどちらかの項目とその他の項目を合わせて5項目以上当てはまる。
・上記の当てはまった項目の内容が1日中存在し、2週間以上続いている。
・薬剤性、身体疾患、他の精神疾患によるものではない。
重症度
軽症:DSM-5にある9項目のうち、5項目を超えない程度。苦痛は感じるが、対人関係や仕事に関する機能障害はわずかな状態。
中等症:軽症と重症の中間。
重症:DSM-5にある9項目のうち、5項目をはるかに超えるもの。症状は極めて苦痛であり、対人関係、仕事、セルフケアに関しての機能が顕著に損なわれている状態。
症状による分類
うつ病は症状により定型うつ病、非定型うつ病に分かれる。
時期による分類
急性期:抑うつ状態(うつ病)の治療開始から約1~3か月
回復期:抑うつ状態(うつ病)の治療開始から約4~6か月
再発予防期:抑うつ状態(うつ病)の治療開始から1年以降
抑うつに必須の情報収集項目
※うつ病の分類はサイトによって違います。あくまで目安としてください。
抑うつの原因、誘因
性格・内因性要因
-遺伝的要因
-性格傾向
心理的要因
-生育歴、生育環境
-学童期
-青年期
-性的マイノリティ(LGBTQ)
-環境の変化
-不安障害
-発達障害
-パーソナリティ障害
-統合失調症
-季節型うつ病
身体要因
-加齢
-月経前症候群(PMS)
-妊娠期うつ
-マタニティーブルー(マタニティーブルーズ)
-産後うつ病
-更年期障害
-脳神経疾患
-循環器疾患
-がん疾患、血液疾患
-糖尿病
-甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
-甲状腺機能低下症(橋本病)
-副甲状腺機能亢進症
-副甲状腺機能低下症
-全身性エリテマトーデス(SLE)
-AIDS、HIV
-梅毒
-風邪、インフルエンザ、新型コロナウイルスの後遺症
-その他の疾患
-物質性抑うつ(アルコール、麻薬など)
-薬物誘発性うつ(薬剤惹起性うつ病)
抑うつとなった時期から現在までの経過
性格、気質
表情、話す内容、話し方
睡眠状況
食事摂取量、水分摂取量
排便状況
セルフケア状況
ストレスの有無、程度
抑うつの随伴症状の有無と程度(不安、焦燥感、苦悶、苦痛、自尊心の低下、悲哀、思考の混乱、集中力の低下、自責、希死念慮、食欲不振、体重減少、倦怠感、易疲労感、悪心、身体の痛み、便秘、めまい、耳鳴り、性欲減退、不眠など)
抑うつに関する検査データ(DSM-5、ICD10、二質問法、PHQ-9、HADS、GAFなど)
抑うつに対する治療の有無(支持的精神療法、認知療法、認知行動療法、対人関係療法、心理教育、ソーシャルスキルトレーニング(SST)、リラクセーション療法、アサーション・トレーニング、修正型電気けいれん療法(ECT)、高照度光療法、薬物療法など)
抑うつに対する治療の効果
抑うつに対する患者や家族の反応
抑うつのアセスメント定型文
アセスメントの基本的な流れと書き方
アセスメントの基本的な流れと書き方は次の様になります。
1.患者の状態の判断
【患者の情報】から患者の状態は適切ではない・異常である(正常ではない)。
2.根拠の記載
判断した患者の状態は【判断した根拠や理由】によって生じている。
3.実在型問題の記載
現在、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】により【実在型】の看護問題が起きており、【実在型】の看護問題を挙げる。
現在、【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】の随伴症状により【実在型】の看護問題が起きており、【実在型】の看護問題を挙げる。
4.今後の見通し、リスク型問題の記載
今後、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】により
【リスク型】の看護問題が起きる可能性があり、【リスク型】の看護問題を挙げる。
今後、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】の随伴症状により【リスク型】の看護問題が起きる可能性があり、【リスク型】の看護問題を挙げる。
作成の方法
・1~4をつなぎ合わせてアセスメントを作成してください。
・【 】の中には具体的な内容を記入するか、項目の中から選択してください。
・( )は表現の言い換えになります。両方または使いやすい方を選択してください。
1.患者の状態の判断
■患者の状態
Aさんは【いつから】、【抑うつがはじまった時の状況を記入】となり、【抑うつがはじまってから現在までの経過を記入】。現在は【抑うつの詳しい状況を記入】である。また、抑うつに伴う【不安、焦燥感、苦悶、苦痛、自尊心の低下、悲哀、思考の混乱、集中力の低下、自責、希死念慮、食欲不振、体重減少、倦怠感、易疲労感、悪心、身体の痛み、便秘、めまい、耳鳴り、性欲減退、不眠など】の随伴症状が見られている。
検査データは、【異常な検査データ記入】が異常な数値【具体的に】を示している。
(抑うつに対して肯定的な意見の場合)
Aさん(Aさんの家族)は抑うつである今の状態について【患者の反応(家族の反応)】と話しており、抑うつについて肯定的に捉えている。
(抑うつに対して否定的な意見の場合)
Aさん(Aさんの家族)は抑うつである今の状態について【患者の反応(家族の反応)】と話しており、【辛さ・苦しみなどの感情】を訴えている(吐露している・と思っている)。
■介入の有無
現在、抑うつに対して【治療、ケアなどの対策】が行われているが効果は十分でない。(抑うつは続いている。)
現在、抑うつに対して【治療、ケアなどの対策】が行われており【効果を具体的に記入】。
現在、抑うつに対しての治療やケアは行われていない。
■適切・不適切の判断
(ゴードンの場合)
これらの事から、抑うつである現在の状態は適切な状態とは言えない。
(ヘンダーソンの場合)
これらの事から、抑うつである現在の状態は異常な状態である。(正常な状態とは言えない。)
2.根拠の記載
※うつ病の分類はサイトによって違います。あくまで目安としてください。
2-1.はじめに抑うつの機序を記入します。
抑うつの発症の原因は明らかになっていないが、性格・内因性要因、心理的要因、身体的要因が組み合わされる事により、脳内の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンの働きが低下して、情報伝達がうまく行われない事によって脳の機能不全が起きる事で生じると考えられている。Aさんの場合、抑うつの原因として以下の内容が考えられる。
2-2.上記に続けて患者に当てはまる要因や原因を記入してください。
■遺伝的要因による抑うつ(性格・内因性要因)
Aさんは【近親者、母親、父親】がうつ病を発症している。【抑うつ、うつ病】は有害な出来事に対する脆弱性を持つ複数の遺伝的因子が関与して、脳の神経伝達系の機能低下が起きて生じると考えられている。
■性格傾向による抑うつ(性格・内因性要因)
Aさんは【義務感が強い、仕事熱心、完璧主義、几帳面、凝り性、依存性、他者を優先的にする、他者に配慮する】メランコリー親和型の性格である。メランコリー親和型の性格により社会生活の中で物事が【思うようにいかない、上手くいかない】事で非常に強いストレスを感じて、抑うつ気分が生じやすい。
■生育歴、生育環境による抑うつ(心理的要因)
Aさんは【幼少期、歳や時期を記入】に【身体的虐待、精神的虐待、心理的虐待、ネグレクト、暴力、トラウマになる出来事、不安定な家庭環境で育った】を【受けていた、経験した】過去がある。虐待、ネグレクト、暴力、トラウマになる出来事や不安定な家庭環境で育った人はそうでない人に比べてうつ病になりやすい傾向がある。
……アセスメントの続きは【なんでなんだナーシング×note】で見る事ができます。
その他の根拠一覧
■学童期に関連した抑うつ(心理的要因)
■青年期に関連した抑うつ(心理的要因)
■性的マイノリティ(LGBTQ)に関連した抑うつ(心理的要因)
■環境の変化による抑うつ(心理的要因)
■不安障害に関連した抑うつ(心理的要因)
■発達障害に関連した抑うつ(心理的要因)
■パーソナリティ障害に関連した抑うつ(心理的要因)
■統合失調症に関連した抑うつ(心理的要因)
■季節型うつ病による抑うつ(心理的要因)
■加齢による抑うつ(身体要因)
■月経前症候群(PMS)による抑うつ(身体要因)
■妊娠期うつ(身体要因)
■マタニティーブルー(マタニティーブルーズ)(身体要因)
■産後うつ病(身体要因)
■更年期障害による抑うつ(身体要因)
■脳神経疾患による抑うつ(身体要因)
■循環器疾患による抑うつ(身体要因)
■がん疾患、血液疾患による抑うつ(身体要因)
■糖尿病による抑うつ(身体要因)
■甲状腺機能亢進症(バセドウ病)による抑うつ(身体要因)
■甲状腺機能低下症(橋本病)による抑うつ(身体要因)
■副甲状腺機能亢進症による抑うつ(身体要因)
■副甲状腺機能低下症による抑うつ(身体要因)
■全身性エリテマトーデス(SLE)による抑うつ(身体要因)
■AIDS、HIVによる抑うつ(身体要因)
■梅毒による抑うつ(身体要因)
■風邪、インフルエンザ、新型コロナウイルスの後遺症による抑うつ(身体要因)
■その他の疾患による抑うつ(身体要因)
■物質性抑うつ(アルコール、麻薬など)(身体要因)
■薬物誘発性うつ(薬剤惹起性うつ病)(身体要因)
■極端な考え方による症状の悪化
■周囲の理解不足、サポート不足による症状の悪化