あっという間にすぐ書ける!がん疼痛のらくらくアセスメント


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なんでなんだナーシングの計画は以下の様な流れになっています。計画を調べる際にご活用ください。


アセスメント(評価)ってなにを書けばいいの? 

「あっという間にすぐ書ける!○○のらくらくアセスメント」は、誰でもすぐに質の高いアセスメントができる様に作成しています。アセスメントに関する詳しい内容はなんでなんだの看護過程ガイドブックを参照ください。また、しっかり整理整頓!情報収集の素、もっと楽々コピペで立案!標準看護計画&症状別看護計画、サクッとまるわかり!疾患別看護診断と一緒に使うとより効果的にご活用いただけます。

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がん疼痛を評価する領域

ゴードンの機能的健康パターン:認知-知覚パターン
ヘンダーソンの14の基本的欲求:「病理的状態」、「移動する、好ましい肢位を保持する」、「眠る、休息する」、「適切な衣服を選び、着たり脱いだりする」など

※がん疼痛は疾患や患者の状態に応じてその他の領域に入る事があるので、上記の領域にこだわらないようご注意ください。

がん疼痛とは

がん疼痛とは、がんに関連したすべての痛みの事を言う。

がん疼痛の分類
1.痛みによる分類
-がんによる痛み
・侵害受容性疼痛:侵害受容器への刺激により起きる痛み。体性痛、内臓痛、関連痛がある。
・神経障害性疼痛:神経への刺激により起きる痛み。
・心因痛:侵害受容性疼痛や神経障害性疼痛のどちらにも当てはまらない精神的な痛み。
-がん治療に関連した痛み
・化学療法に関連した痛み
・放射線治療に関連した痛み
・手術に関連した痛み
-がん・がん治療により二次的に生じた痛み
・活動体性低下に関連した痛み
・長期臥床に関連した痛み

2.痛みのパターンによる分類
-持続痛:1日12時間以上持続する痛み。
-突出痛:定期的に服薬している鎮痛薬で持続痛が良好にコントロールされている場合に一過性で自然に消失する短時間で起こる痛み。

体性痛と内臓痛の違い
体性痛:皮膚、骨、関節、筋肉、結合組織への機械的刺激により起きる痛み。組織への損傷が原因となるため限局した圧痛が見られる。

内臓痛:内臓の炎症、狭窄・閉塞による内圧の上昇、臓器腫大による伸展により起きる痛み。内臓痛は関連痛を引き起こす事がある。痛みの部位は不明瞭である事が多く、圧痛が見られる。

がん疼痛に必須の情報収集項目

がん疼痛の原因

はじめてがん疼痛が始まってから現在までの経過

がん疼痛が始まるタイミング、経過時間

がん疼痛の部位、程度、どんな痛みか

レスキュー薬の使用の有無

レスキュー薬の使用後の疼痛の変化

疼痛が増悪する因子の有無

疼痛が軽快する因子の有無

がん疼痛の随伴症状(呼吸苦、悪心・嘔吐、食欲不振、不眠、不安、恐怖、イライラ、怒り、抑うつ、意欲低下、集中力低下、思考力低下など)

がん疼痛に関する検査データ(血液検査(腫瘍マーカー、炎症、貧血、栄養状態、肝・腎機能など)、心電図、レントゲン、CT、MRI、内視鏡検査、造影検査、PET、細胞診、生検など)

痛みの評価(VAS、NRS)

ADLの評価(バーゼルインデックス(BI)、機能的自立度の評価(FIM)、手段的日常生活活動(IADL)尺度

バイタルサイン

ADL

食事摂取状況

排便状況

ストレスの有無、程度

情動の変化(イライラ、泣く、不安など)

がん疼痛に対する治療の有無(化学療法、放射線療法、手術療法、リハビリテーション、緩和ケアなど)

がん疼痛に対する治療の効果

がん疼痛に対する患者や家族の反応

がん疼痛のアセスメント定型文

アセスメントの基本的な流れと書き方

アセスメントの基本的な流れと書き方は次のようになります。
1.患者の状態の判断
【患者の情報】から患者の状態は適切ではない・異常である(正常ではない)。

2.根拠の記載
判断した患者の状態は【判断した根拠や理由】によって生じている。

3.実在型問題の記載
現在、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】により【実在型】の看護問題が起きており、【実在型】の看護問題を挙げる。

現在、【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】の随伴症状により【実在型】の看護問題が起きており、【実在型】の看護問題を挙げる。

4.今後の見通し、リスク型問題の記載
今後、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】により 【リスク型】の看護問題が起きる可能性があり、【リスク型】の看護問題を挙げる。

今後、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】の随伴症状により【リスク型】の看護問題が起きる可能性があり、【リスク型】の看護問題を挙げる。

作成の方法

・1~4をつなぎ合わせてアセスメントを作成してください。
・【 】の中には具体的な内容を記入するか、項目の中から選択してください。
・( )は表現の言い換えになります。両方または使いやすい方を選択してください。

1.患者の状態の判断

■患者の状態
Aさんは【いつから】、【がん疼痛が始まった時の状況を記入】となり、【がん疼痛が生じてから現在までの経過を記入】。現在は【がん疼痛の詳しい状況を記入】である。

検査データは【異常な検査データ、画像などの結果を記入】である。

■介入の有無
がん疼痛に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われている。

がん疼痛に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われているが効果は十分ではない。

がん疼痛に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われており【効果を具体的に記入】。

■患者・家族の思い、認識
Aさん(Aさんの家族)はがん疼痛について【患者の反応(家族の反応)】と【話している、認識している】。

■適切・不適切の判断
(ゴードンの場合)
これらの事から、がん疼痛がコントロールできていない状況とそれに伴う弊害が見られている状態は適切な状態とは言えない。

(ヘンダーソンの場合)
これらの事から、がん疼痛がコントロールできていない状況とそれに伴う弊害が見られている状態は異常な状態である。(正常な状態とは言えない。)

2.根拠の記載

■脳腫瘍によるがん疼痛(侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛)

この【具体的な部位】に見られている【患者の痛みの表現】は脳腫瘍により脳が圧迫されている事、脳の圧迫に伴う脳浮腫による頭蓋内圧の亢進により硬膜や頭蓋内が圧迫されている事で生じている。

■口腔がんによるがん疼痛(侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛)

この【タイミングを記入】、【舌、歯肉、頬粘膜、硬口蓋、口腔底、具体的な部位】に出現【する、した】【持続的な、間欠的な、患者の表現】【異物感、圧痛、鈍痛、強い痛み、鋭い痛み、患者の痛みの表現】は口腔がんにより炎症が起きて【びらん、潰瘍】が形成された事で生じている。

■咽頭がん(中咽頭がん、下咽頭がん)によるがん疼痛(侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛)

この【嚥下時、タイミングを記入】、【喉、具体的な部位】に出現【する、した】【持続的な、間欠的な、患者の表現】【異物感、圧痛、鈍痛、強い痛み、鋭い痛み、患者の痛みの表現】は【中咽頭がん、下咽頭がん】により【中咽頭、下咽頭】に炎症が起きている事で生じている。

この【タイミングを記入】、【具体的な部位】に出現【する、した】【間欠的な、患者の表現】【鋭い痛み、患者の痛みの表現】は【中咽頭がん、下咽頭がん】がリンパ節に転移し、リンパ節【が腫脹している事、に炎症が起きている事】で生じている。

……アセスメントの続きは【なんでなんだナーシング×note】で見る事ができます。

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その他の根拠一覧

■喉頭がん(声門上部がん)によるがん疼痛(侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛)
■脊髄腫瘍(硬膜内髄外腫瘍)によるがん疼痛(侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛)
■脊髄腫瘍(脊髄髄内腫瘍)によるがん疼痛(侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛)
■肺がんによるがん疼痛(侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛)
■縦隔腫瘍によるがん疼痛(侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛)
■食道がんによるがん疼痛(侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛)
■胃がんによるがん疼痛(侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛)
■膵頭部がんによるがん疼痛(侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛)
■膵体尾部がんによるがん疼痛(侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛)
■膵内分泌腫瘍(ガストリノーマ)によるがん疼痛(侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛)
■胆道がん(胆嚢がん、胆管がん、十二指腸乳頭部がん)によるがん疼痛(侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛)
■大腸がんによるがん疼痛(侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛)
■腎臓がんによるがん疼痛(侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛)
■膀胱がんによるがん疼痛(侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛)
■前立腺がんによるがん疼痛(侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛)
■乳がんによるがん疼痛(侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛)
■子宮頸がん、子宮体がんによるがん疼痛(侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛)
■卵巣腫瘍によるがん疼痛(侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛)
■メラノーマ(悪性黒色腫)によるがん疼痛(侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛)
■白血病によるがん疼痛(侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛)
■悪性リンパ腫によるがん疼痛(侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛)
■多発性骨髄腫によるがん疼痛(侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛)
■がん・がん治療による精神的な苦痛(心因痛)
■がん・がん治療による社会的な苦痛(心因痛)
■抗がん剤治療の副作用による口内炎(化学療法に関連した痛み)
■抗がん剤治療の副作用による皮膚障害(化学療法に関連した痛み)
■抗がん剤治療の副作用による筋肉痛、関節痛(化学療法に関連した痛み)
■抗がん剤治療の副作用による神経痛(化学療法に関連した痛み)
■放射線治療の副作用による粘膜の炎症(放射線治療に関連した痛み)
■乳房切除術後症候群による痛み(手術に関連した痛み)
■広範囲頸部切除術後による痛み(手術に関連した痛み)
■開胸術後疼痛症候群による痛み(手術に関連した痛み)
■活動性の低下、長期臥床による痛み(がん・がん治療により二次的に生じた痛み)

※根拠の記載、看護問題の記載、関連する看護計画、参考サイトの具体的な内容は以下のサンプル記事を参照ください。

その他のお役立ちコンテンツ

-看護実習のすべてがわかる!-なんでなんだの看護過程ガイドブック

情報収集
しっかり整理整頓!情報収集の素:ゴードンの機能的健康パターン

しっかり整理整頓!情報収集の素:ヘンダーソンの看護の基本となるもの

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