あっという間にすぐ書ける!貧血のらくらくアセスメント


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アセスメント(評価)ってなにを書けばいいの? 

「あっという間にすぐ書ける!○○のらくらくアセスメント」は、誰でもすぐに質の高いアセスメントができる様に作成しています。アセスメントに関する詳しい内容はなんでなんだの看護過程ガイドブックを参照ください。また、しっかり整理整頓!情報収集の素、もっと楽々コピペで立案!標準看護計画&症状別看護計画、サクッとまるわかり!疾患別看護診断と一緒に使うとより効果的にご活用いただけます。

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貧血を評価する領域

ゴードンの機能的健康パターン:健康知覚-健康管理パターン、栄養-代謝パターン、運動-活動パターンなど
ヘンダーソンの14の基本的欲求:適切に飲食する、移動する、好ましい肢位を保持する、環境の危険因子を避け、また、他者を傷害しないなど

※該当パターンは随伴症状や成り行きにより異なります

貧血とは

貧血とは、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビン濃度が低下した状態を言い、特定の疾患名ではない。
世界保健機関(WHO)の貧血の判定基準では、成人男性でヘモグロビン濃度が13.0g/dL未満、成人女性で12.0g/dL未満の場合に貧血と定めている。

貧血の分類
貧血の分類方法は「出現のしかた(発生機序)」と「赤血球の形態(大きさや色調)」の2つに分かれる。

出現のしかた(発生機序)による分類
1. 赤血球産生能の障害・低下(鉄欠乏性貧血、巨赤芽球性貧血、再生不良性貧血など)
2. 赤血球の寿命の短縮・破壊の亢進(サラセミア、溶血性貧血など)
3. 出血(外傷、手術、消化管出血など)
4. 脾臓での分布異常(肝硬変に伴う脾腫による赤血球の破壊亢進など)

赤血球の形態(大きさや色調)による分類
1. 小球性低色素貧血(鉄欠乏性貧血、サラセミアなど)
2. 正球性正色素性貧血(再生不良性貧血、溶血性貧血、出血性貧血など)
3. 大球性貧血(悪性貧血、巨赤芽球性貧血など)

貧血に必須の情報収集項目

貧血の原因

貧血が出現してから現在までの経過

貧血の自覚症状(貧血の随伴症状)の有無、程度(皮膚・顔面の蒼白、頻脈、息苦しさ、倦怠感、易疲労感、めまい、傾眠、頭痛、注意力低下、集中力低下、不安など)

食事摂取量、食事内容

バイタルサイン、SpO2

ADL、活動状況

貧血に関する検査データ(血液検査(RBC、Hb、Ht、血小板、MCV、MCHC、MCH、鉄(血清鉄、フェリチン))、肝機能検査、尿潜血検査、便潜血検査など)

貧血に対する治療の有無(薬物療法、食事療法、安静療法、輸血療法、止血術など)

貧血に対する治療の効果

ストレスや不安の有無

貧血に対する患者や家族の反応

貧血のアセスメント定型文

アセスメントの基本的な流れと書き方

アセスメントの基本的な流れと書き方は次の様になります。
1.患者の状態の判断
【患者の情報】から患者の状態は適切ではない・異常である(正常ではない)。

2.根拠の記載
判断した患者の状態は【判断した根拠や理由】によって生じている。

3.実在型問題の記載
現在、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】により【実在型】の看護問題が起きており、【実在型】の看護問題を挙げる。

現在、【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】の随伴症状により【実在型】の看護問題が起きており、【実在型】の看護問題を挙げる。

4.今後の見通し、リスク型問題の記載
今後、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】により 【リスク型】の看護問題が起きる可能性があり、【リスク型】の看護問題を挙げる。

今後、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】の随伴症状により【リスク型】の看護問題が起きる可能性があり、【リスク型】の看護問題を挙げる。

作成の方法

・1~4をつなぎ合わせてアセスメントを作成してください。
・【 】の中には具体的な内容を記入するか、項目の中から選択してください。
・( )は表現の言い換えになります。両方または使いやすい方を選択してください。

1.患者の状態の判断

■患者の状態
Aさんは【いつから】、【貧血が出現した時の状況を記入】となり、【貧血となってから現在までの経過を記入】。現在は【貧血の詳しい状況を記入】である。

検査データは【異常な検査データ、画像などの結果を記入】である。

■介入の有無
貧血に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われている。

貧血に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われているが効果は十分ではない。

貧血に対しては【治療、ケアなどの対策】が行われており【効果を具体的に記入】。

■患者・家族の思い、認識
Aさん(Aさんの家族)は貧血について【患者の反応(家族の反応)】と【話している、認識している】。

■適切・不適切の判断
(ゴードンの場合)
これらの事から、貧血に伴う随伴症状が見られている状態は適切な状態とは言えない。

(ヘンダーソンの場合)
これらの事から、貧血に伴う随伴症状が見られている状態は異常な状態である。(正常な状態とは言えない。)

2.根拠の記載

■偏食による鉄欠乏性貧血(小球性低色素性貧血)

この貧血症状は【偏食、過度な節食、過度なダイエット】による鉄摂取不足に伴う体内の総鉄量の減少により、ヘモグロビン合成が障害されたことで生じている。

■吸収機能低下による鉄欠乏性貧血(小球性低色素性貧血)

この貧血症状は【萎縮性胃炎、ヘリコバクター・ピロリ菌感染、胃切除、十二指腸切除、セリアック病(グルテン不耐症)、慢性炎症、炎症性腸疾患(IBD)、悪性腫瘍、遺伝子(先天性)異常】により胃酸分泌および小腸上部での鉄の吸収率が低下し、体内の鉄の総量が減少したことで生じている。

■甲状腺機能低下症による鉄欠乏性貧血(小球性低色素性貧血)

この貧血症状は甲状腺ホルモンの分泌低下により、ペプシジンが増加して鉄吸収障害が生じ、体内に取り込まれる鉄が減少したことで生じている。

※甲状腺機能低下症による貧血症状は小球性低色素性貧血もありますが、主に正球性正色素性貧血を呈します。

■乳児期・成長期の成長や筋肉増加による鉄欠乏性貧血(小球性低色素性貧血)

この貧血症状は【乳児期、成長期、筋肉増加時】の血液量(赤血球量)の増大に伴うヘモグロビン合成と筋肉の増加に伴うミオグロビン合成のために鉄の需要が増大するが、食事からの鉄の供給が追いつかず、相対的に鉄欠乏状態になることで生じている。

……アセスメントの続きは【なんでなんだナーシング×note】で見る事ができます。

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その他の根拠一覧

■性器出血による鉄欠乏性貧血(小球性低色素性貧血)
■妊娠による鉄欠乏性貧血(小球性低色素性貧血)
■産褥期の鉄欠乏性貧血(小球性低色素性貧血)
■消化管出血による鉄欠乏性貧血(小球性低色素性貧血)
■ビタミンB6欠乏症による貧血(小球性低色素性貧血)
■遺伝性の溶血性貧血(サラセミア)による溶血性貧血(小球性低色素性貧血)
■出血性貧血(正球性正色素性貧血)
■Tリンパ球の攻撃(内因性の障害)による再生不良性貧血(正球性正色素性貧血)
■異物の攻撃(外因性の障害)による再生不良性貧血(正球性正色素性貧血)
■肝疾患による貧血(正球性正色素性貧血)
■腎性貧血(正球性正色素性貧血)
■急性白血病、慢性白血病の急性転化期による貧血(正球性正色素性貧血)
■甲状腺機能低下症による貧血(正球性正色素性貧血)
■自己免疫性溶血性貧血(AIHA)(正球性正色素性貧血)
■寒冷凝集症、発作性寒冷ヘモグロビン尿症による溶血性貧血(正球性正色素性貧血)
■夜間発作性ヘモグロビン尿症(PNH)による溶血性貧血(正球性正色素性貧血)
■異物による溶血性貧血(正球性正色素性貧血)
■遺伝性の溶血性貧血(遺伝性球状赤血球症など)による溶血性貧血(正球性正色素性貧血)
■自己抗体による巨赤芽球性貧血(悪性貧血)(大球性貧血)
■胃・腸の摘出による巨赤芽球性貧血(その他の要因)(大球性貧血)
■腸疾患による巨赤芽球性貧血(その他の要因)(大球性貧血)
■偏食による巨赤芽球性貧血(大球性貧血)
■吸収障害による巨赤芽球性貧血(大球性貧血)
■妊娠による巨赤芽球性貧血(大球性貧血)
■産褥期の巨赤芽球性貧血(大球性貧血)
■高齢者の貧血症状(複合型の貧血)

※根拠の記載、看護問題の記載、関連する看護計画、参考サイトの具体的な内容は以下のサンプル記事を参照ください。

その他のお役立ちコンテンツ

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情報収集
しっかり整理整頓!情報収集の素:ゴードンの機能的健康パターン

しっかり整理整頓!情報収集の素:ヘンダーソンの看護の基本となるもの

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