本日の質問
大腿骨頸部骨折の患者さんについて、ゴードンのコーピング-ストレス耐性パターンを情報収集した結果、ストレッサーとしては、臥床状態で本を読むと腕が疲れる、寝たままでは力が入らず便が出にくい、そして病院の就寝時間が普段の生活と比べて早いといった点が挙げられました。また、ストレス反応として便秘気味で眠れない状態が見られます。
これらの情報からどのような解釈や分析、看護上の問題が考えられるでしょうか?

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本日の回答
この患者さんは体位の制限や生活リズムの変化によりストレスを感じていることがわかります。
しかし、便秘に関して、単にストレス反応として表れているのではなく、普段とは異なるベッド上での排泄方法や体位の制限による腸蠕動運動の低下が原因ではないかと考えられます。
また、不眠については、病院の就寝時間が普段より早いこと、安静状態が続くことによる生活リズムの乱れ、大腿骨頚部骨折の痛みなどが影響していると考えられます。
ストレス-コーピングパターンではストレスを感じた時にどのように対処しているのかを確認・評価する必要があります。
今の段階ではストレスを感じる原因までは情報収集できているので、次にストレスに対してどのような反応や対処をしているのかを確認しましょう。