国家試験にも出る!?外転・外旋の覚え方

なんでなんだアンサーズ

本日の質問

整形外科で実習をさせていただいています。患者さんのカルテや申し送りで「外転」と「外旋」という言葉がよく出てくるのですが、どっちがどの動きかいつも混乱してしまいます。何か分かりやすく覚えるコツなどがあれば教えていただきたいです。

本日の回答

この二つの動きを理 解するための最も大切なキーワードは「体の正中線」です。
この中心線から「離れるのか」、「ねじるのか」で区別すると、とても分かりやすくなります。

「外転(がいてん)」とは中心から”遠ざかる”動き
「外転」は、腕や脚を体の中心線から「遠ざける、離していく」動きのことです。
腕の「外転」: 気をつけの姿勢から、腕を真横に上げていく動きです。バンザイの手前、Tの字を作るような動きです。
股関節の「外転」: 気をつけの姿勢から、脚を真横に開いていく開脚ストレッチのような動きです。

「外旋(がいせん)」とは、軸を中心に”ねじる”動き
「外旋」は、骨を「軸にして、外向きにねじる」動きのことです。
腕の「外旋」: 肘を90度に曲げて脇につけ、その状態から手のひらを外側に開いていく「どうぞ」と手のひらを見せるような動きです。
股関節の「外旋」: 椅子に座って膝を90度に曲げ、その状態から膝を外側に倒していくあぐらをかく時の足の動きです。

この二つの違いは、特にあなたが受け持っているような大腿骨頸部骨折や人工関節の患者さんのケアで非常に重要になります。
脱臼予防の視点: 人工股関節の手術後、特に内転と内旋を組み合わせた姿勢は、脱臼のリスクが非常に高くなります。そのため、私たちは患者さんの脚が内側に入りすぎないように常に少し「外転」気味の肢位を保つようにクッションを使うなどのケアを行います。
褥瘡予防の視点: 寝たきりの患者さんが、股関節を「外旋」したままでいると、骨盤の横にある大転子に圧力が集中し、褥瘡ができてしまうリスクが高まります。これを防ぐために、クッションを使って外旋しすぎないように体位を整えることが大切です。

まとめ
外転(がいてん): 体の中心から離れる動き
外旋(がいせん): 骨を軸にねじる動き

最初は戸惑うかもしれませんが、実際に自分の腕や脚を動かしながらと確認してみると、すぐに体で覚えることができますよ。

本日のまとめ

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